マリア・カラス

 バラの花には人名のついたものもあって、「マリア・カラス」もそのひとつ。
 マリア・カラス・・・オペラ界屈指のディーバ(歌姫)かつ、やれダイエットに成功して劇的にやせて美人になった、とか大金持ちとの不倫だとか、ゴシップ記事に格好のネタを提供したスキャンダラスな人生でも知られた人です。
 
 「マリア・カラス」はちょっとピンクかかった赤の大輪の花を咲かせる品種ですが、このバラに「マリア・カラス」という名を与えた人はとってもセンスがいいと思います。人の名を冠したバラは数々あれど、こんなに名前と実際の人のイメージが重なり合うバラはない、と思うくらい。

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 マリアカラスの声は、確かに「ソプラノ」なのですが、単に高くて澄んでいるというだけでなくてなんとなく「含み」がある。混じりけというのか、雑味というのかなんというのか。。。その意味では美声ではないのかも、しれない。でも、私はこの声がたまらなくいいと思うし、好きです。その含みの部分が、オペラの女主人公を丸ごと受け入れ、そのそれぞれになりきることのできる豊かな表現を生み出すような気がするのです。
 高音域なのに、暖かみのある声、それが、このマゼンタピンクのバラの色に表現されているような、そんな気がします。おおぶりで、美しく、優しい、そんな感じのする花です。

 もちろんオペラを歌う時の声と普段の話声は発生方法が違うので、違ったものだったと思いますが、普段はどんな声でお話してたんでしょうね。興味津々。
 舞台上の彼女は、背も高いし、自信たっぷりの美女、まさに「姫」っていう感じですが(写真でしか見たことはないけれど・・・)、素顔の彼女は、想像するに、愛されたいという思いが努力を支えるような、繊細な方だったのではないでしょうか。
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 写真は大阪市内の靫公園で撮影しました。他にも綺麗なバラがいっぱいです。よかったら見に行ってみてくださいね。
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by sound-resonance | 2011-05-26 19:33 | 音・色あれこれ | Comments(0)