火の玉、水の玉 その2

「金桜神社への道」つづきです。

「金桜神社」の鳥居には到達したものの、そこから続いていたのは、飲食店やお土産もの屋さんで、神社の影形もありません。おばあちゃんの言ってた「神社まで徒歩30分」というのは、どうも、「ここから30分」ということらしい・・・(泣)
 どうやら、大型の観光バスに乗ってくる普通の観光客のみなさんは、ここまでバスで来るようで、この界隈ではわりとたくさん人がいてちょっぴりにぎわっていました。「影絵美術館」というのもあるみたいです。ロープウェーで山にも登れるようでしたが、なにせ雨なので、今回はスルー。
 でも、そんなちょいにぎわい界隈もすぐに尽きて、またもや誰もいない車道を歩きます。何気に昇り坂。息があがります。

 ここまでくると、意地以外支えるもののない感じ。私、相当根性あります(笑)
 えっちらおっちら歩いていくと、やっとのことで、金桜神社手前の「夫婦木神社」に到着。予備知識一切なく、せっかくだからお参りしていこう、ということで、寄り道。

 社務所から女の人が出てきて、「ご神木にお参りされますか?」と聞かれたので、何も考えずに「はい」と言って、300円の参拝料を払って中に入ってみると・・・。
 神殿にお祀りされていたのは、夫婦和合のご神木。樹齢1000年のトチの木の中が空洞になっていて、それが女性のシンボル、中に垂れ下がっているものが男性のシンボルを表している、ということらしい。
 小柄で真っ白な衣装を着たおばあちゃまに、ご神木の説明をしてもらった後は、なんとご神木に触ってもよい、とのこと!!「しっかり触ってエネルギーをもらってきなさい」ということで、うろの中に入って、エネルギー充電です(笑)
 おばあちゃまに、「祠を一周しなさい」と言われ、一周すると、子どもを授かりたい方々の祈りの言葉の書かれた赤い布がいっぱいさげてあって、その合間に木彫りの男性のシンボルがぶらさがっている・・・!
 ザ、民間信仰。
 なんだかわからないけど、神様のパワーというより、人の念みたいなものがびしばし伝わってくる感じです。
 この神社には、ご神木からエネルギーをもらって子どもを授かった方々からのお手紙やメッセージがひっきりなしに届くのだとか。

 私、かなり場違いでは????(笑)

 ということで、「私、まだだんな様がいないんですけど・・」と言ってみると、おばあちゃま、
 「じゃあ、まずは縁結び!!」と叫んで、「もう一度ご神木に触ってきなさい!」とおっしゃる。
 ということで、再び洞に入り、ご神木に触れて、エネルギーさらに倍、です(笑)

 おばあちゃま、ご高齢だと思われるのにお肌がびっくりするくらいつるつるつやつやでした。毎日ご神木に触ってエネルギーもらってるのかな?

 思いがけないところで、強力縁結びパワーをもらって、「お腹いっぱい」モードになり、当初の目的を思わず忘れかけた私でしたが(笑)最終目的地金桜神社は、もう目の前。もうすぐ到着です。

 急な階段を上がっていくと、杉のいい香りがしてきます。なんとなーく、心洗われるいい香り。階段の途中に杉の木立群があって、そこから漂ってきた香りだったようです。このあたりはまだ雪が残っていて、寒かったのですが、香りって、寒くても漂うものなんですね。
 階段を登りきると、やっとのことで境内に到着。
 大黒天の文字が見えたので、まずは大黒様にお参りです。
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 ここの大黒様はなかなかに迫力がありましたよ。ちょっと怖いくらい笑っておられます。笑いと恐怖は紙一重、みたいな・・・(笑)イエローエネルギーびしばし出てます。かなり御利益のありそう。
 次に本殿。「水晶発祥の地」とあります。江戸時代にこのあたりで採れた水晶を京都に持っていって職人さんが玉に磨いたものを祀ってあるんだそうです。
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 昔は、初代左甚五郎作と言われる「昇龍降龍」の彫刻があったらしいのですが、残念ながら火事で焼失してしまったのだとか。でも、復元された龍がいますよ。
 ここには、鬱金の桜というのがあって、淡い金色の桜の花が咲くのだとか。桜の時期に参拝して、お守りを授かると、一生お金に困らないと言われているそうです。雪深く花の時期はまだまだ先ですが、とりあえず金運をお祈りして、お守りをいただいて帰ることにしました。
 ここの一番有名なお守りは、「火の玉水の玉」という2個の水晶の玉が入ったもの。透明の玉と、ちょっとスモーキーな色の玉の2色が入っています。火の玉は水を干上がらせる効果があり、水の玉は水を満ちさせる効果があるんだとか。
 火と水。
 その日の雨は、火が過剰にならないように、龍が一生懸命降らせているんだよ、ふとそんなメッセージを受け取った気がしました。

 目標達成。

 やれやれ、ということで、仙が滝付近まで戻って、山梨名物「ほうとう鍋」を食べてあったまり、バスで駅まで帰ることに。
 朝は雪で通れなかったルートも昼には通れるようになって、帰りはそのルートを通りました。
 帰りのバスの中で、雨がやんで、さっと光が差し込んできました。
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 普通だと、「ちっ、なんでバスに乗った途端晴れるんだよ!」と思うと思うのですが、なんだかその日は、「あ、これで大丈夫」という妙な安心感がありました。雨にめげず歩き通してよかったな、ご褒美の晴れ間だな、みたいな、そんな感じ。もう、雨は必要ないんだなあ、過剰な火は回避されたんだな、なんだかそんな感じです。
 霧のもやの中で太陽の光がぼーっと光って、雲がくるくると上に向かって伸びていって、はっとするようなホントに綺麗な風景でした。 

 ちなみに朝の折り返しポイント、「清川」はホントに何にもないところでした。運転手さんに話かけないで、朝9:00発のバスに乗ってそこで降りていたら、途方にくれて、とんでもないことになってました(笑)今回の旅、どうやら、金桜神社そのものが目標というより、昇仙峡の石群を見ないといけなかったみたいです。とにもかくにも、結果おーらい。

 でも、今度行く時には、晴れた日に行ってみたいです、素敵なパートナーと一緒にね(笑)

 ※昇仙峡〜仙が滝までは、約5キロ。晴れていれば、とても楽しい道のりだと思います。滝から金桜神社までは、さらに2キロくらい。自分の根性を試してみたい方には徒歩をオススメしますが、そうでもない方には、車での移動がオススメです(笑)
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by sound-resonance | 2012-03-19 19:33 | 音・色あれこれ | Comments(0)