悪いおおかみさん

 
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 翡翠さんが手にいれたという「インナーチャイルドカード」で占ってもらった際に出てきたカード「The Big Bad Wolf」が気になって仕方ありません。「大きな悪いオオカミ」、伝統的なタロットカードでいうと「悪魔」のカード、オオカミ、悪魔にまでなっちゃったか、と思いつつ、オオカミのことが気になって仕方がない。オオカミって西洋の童話ではいつも悪役ですよね、赤ずきんちゃんしかり、3匹のこぶたしかり、大きくて主人公のことを捕って食ってしまう、怖~い動物。
でも、どうして、そこまで嫌われ者になっちゃったのか、ちょっと不思議に思って、いろいろ考えちゃいました。
牧畜を行う地域にとっては、家畜を襲う害獣だから忌み嫌われた、確かにそうなんだろうけど、それにしてもあの嫌われっぷりは何?・・・
・・・そういえば、家畜をオオカミから守っているのは牧羊犬、犬ってオオカミから進化したと言われていますよね・・・そこでハタと思いついた。オオカミって「(人間が)支配できないもの、コントロールできないもの」の象徴なのではないでしょうか・・・!?
犬は、家畜を襲うことをやめ、人間に迎合し、家畜をオオカミから守る代わりにえさを獲得した。その「交渉」に乗らなかったのが、オオカミ。えさにありつけないかもしれないリスクをしょいながらも、人間の支配、コントロールを拒否した存在、それがオオカミだともとれますね。
実際のオオカミが夜狩りをするのかどうかは定かではありませんが、いつ何時やってくるのかわからない、そのコントロールできない訳のわからなさが「闇」と結びついて、悪役としてのオオカミが誕生した、そんな気がしたりします。しかも、おとぎ話に出てくる悪役のオオカミは大抵1匹。このカードでもオオカミは1匹。まさに「一匹オオカミ」集団になじめない、そこにも「コントロールのできない奴」という意味が含まれているような感じですよね。
オオカミって体色が黒のイメージがありますが(でも改めて見たら、このカードのおおかみさん、茶色ですね・・・)、必ずしもそうでもないみたいですね。灰色とも茶色とも白ともつかないはっきりしない色。そのはっきりしなさ加減も、やっぱり「闇」に結びつきやすい条件だったのかも。

いずれにしても、それってあくまでも人間の側の都合とかイメージだなあ、なんて思ってみたりするのです。実際農耕民族にとっては、農作物を荒らす動物を捕ってくれる益獣として崇められてたともいいます。そして、多分、そんなエリアにとっては「闇」は恐怖というよりは、創造の場所だったのではないか、そんな気もするのです。
闇は、コントロールできない、でも、だからこそ、豊かな創造の場になるのだと思います。闇をおそれないで、そこに秘められているすべての創造の可能性を受け入れる、そんなメッセージが先刻のカードには含まれていたのかもしれません。

インナーチャイルドカードを作ったイーシャ・ラーナーさんのページです
http://www.ishalerner.jp/index.html
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by sound-resonance | 2012-09-12 12:12 | 音・色あれこれ | Comments(0)