ニキその2

今日はイタリアにあるニキのタロットガーデンについて書こうかな、と思っていましたが、訪問当時の写真を見つけれなかったので、今日は、ニキのホロスコープ(星の配置)について書いてみたいと思います。

ニキは、1930年10月29日、パリ生まれ。生まれた時間は残念ながらわかりません。太陽星座は蠍座です。

生まれた時のホロスコープを作ってみると、アスペクトによっていろいろな形の三角形ができています。まず目につくのが、蠍座の太陽を頂点(90度)とした獅子座の火星と、水瓶座の月が、二等辺三角形を形づくっていること。ということは、火星と月が180度(オポジット)。蠍座というと、情熱的、深く入り込んでいくこと、深い関係性、神秘的なこと、マジック、みたいなイメージがあります。前回ニキが、迷信だとうち捨てられていたような、神話や神秘的なこと、宗教的なことに興味を持っていたと書きましたが、人生の目的が神秘を探求することで、その道は困難でありながらも、自分を表現することで、神秘的なことを広く発信していくみたいな使命ががっつり出ているような感じがします。次に注目したのが、射手座の金星が牡羊座の天王星と、獅子座の火星と120度のアスペクトを作っていること。オーブが広くて、火星と天王星はアスペクトこそ作っていませんが、火の要素である火星と天王星が、金星に対して影響を及ぼしています。ニキにとっては、直感に従って新しいことを始めること、自分表現を通じて美を感じること、見いだすことは、神秘の世界を表現することよりも、たやすく、自然にできることだったのかもしれません。パフォーマンスもいかにも派手そうで、射撃絵画のパフォーマンスはいかにも、みたいな感じがありますが、そこに何らかの精神性が感じられることが必要だったんじゃないかな、という感じがします。きっちりと構築された体制、みたいなものに対する苦手意識がありつつも、そこから逃れられない、どこかしら、自由になれない感じっていうのはあったかもしれません。精神的な病の治療のために、ニキはアートを始めましたが、何か美しいことに没頭することが、その自由になれない感じから逃れる唯一の方法だったのかもしれませんね。
そして、冥王星と、木星がコンジャンクションでぴったりと重なっています。蟹座の冥王星と木星がコンジャンクション。これは、どういう意味があるんだろう・・・・冥王星は死と再生を司る星、木星は拡大を意味する・・・ニキは若い頃に、親の反対を受けながらかけおち同然に結婚し、子どもを産みますが、精神を病み、その治療のためにアートと出会い、離婚し、アーチストとして生きていくことを決意します。その後、スイスの芸術家、ジャンティンゲリーと出会い、公私ともにパートナーとなります。先日の展覧会に行くまで知らなかったんですが、ジャンティンゲリーには、最初にニキと出会った当時、芸術家の奥さんがいたんだそうです。最初は芸術家同士の友人関係から、じょじょに恋愛関係に至っても、ニキとジャンの元の奥さんとの関係は良好だったんだとか。その辺りは、冥王星と木星だけでは語れませんが、家族が一旦壊れて、再生する、それも、極端な形で、みたいなことが読み取れるのかもしれないな、と思いました。
そして、天秤座の水星だけが他の星とのアスペクトを持ちません。ノーアスペクトは動きがないか、暴走するかのどちらかだと言いますが、ニキは自分が正義だと感じていること、正当だと感じていることを侵されると、怒りが止まらず、次から次へと相手に手紙を出すようなところがあったようなので、そういう場面に遭遇すると、水星が暴走しちゃう、みたいなところはあったのかもしれませんね。
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by sound-resonance | 2015-12-04 22:40 | 音・色あれこれ | Comments(0)