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運命の女

運命の女ーファムファタール
男を破滅に導く悪女。または、男にとってに赤い糸で結ばれた女。

アントニオガデス舞踊団の「カルメン」という舞台を見ました。ビゼーのオペラ「カルメン」の楽曲を織り交ぜながら、フラメンコの舞踊劇が進行していきます。
「カルメン」というと、「本能のおもむくまま自由奔放に生きた情熱的な女」というイメージだけがあって、高校時代、吹奏楽部でビゼーの「カルメン」も演奏していたはずなのに、肝心のストーリーをよく知らなかったということに改めて気づきました。カルメンってタバコ工場で働くジプシーの女だったんですねぇ〜(そこからかいっ!)
というわけで、すでにご存知の方にとっては蛇足ですが、簡単にストーリーを少し追いながら感想を書いてみたいと思います。
さきほども書いたように、カルメンはタバコ工場で働くジプシーの女。ささいなきっかけで、工場で働く女同士でいさかいが起き、カルメンは一人の女を刺し殺してしまいます。カルメンは捕らえられますが、牢屋に連れていこうとする護衛隊長ドンホセはカルメンの色香に負けてついつい彼女を解放してしまい、そのせいで逆に牢屋に入れられてしまいます。

うわあ・・・カルメン、悪っ・・・(笑)

が、しかし、牢屋に入れられたドンホセをカルメンは誘惑にきて、外に連れ出します。
舞台には、ビゼーのカルメンの「ハバネラ」が流れ、濃厚な愛の場面?が展開します。「L'amour,L'amour(ラムーラムー)〜」って高校時代あんだけハバネラ演奏してたのに、これがもろ愛の曲であることに気づいていなかったウブな私・・・
ドンホセは、カルメンの魅力にメロメロになりますが、カルメンの心はすでに新たな登場人物、マタドールに移っていたのでした・・・

うわあ・・・カルメン、悪すぎ・・・(笑)

ここで、カルメンの夫まで出てきて、事態は大変なことに・・・この辺、ちょっと時系列があやふやですが、なんせ、カルメンもてもての末、激高したドンホセによって殺されてしまうのでした・・・
パンフレットによると、舞踊団の方の「カルメン」は、ビゼーのオペラや原作のファムファタールとしてのカルメンではなく、自由を追い求めた結果身を滅ぼしてしまう女性として描かれているとのことですが、うーむ、このカルメンも、十分に悪女です。っていうのか、翻弄する悪女の方が、むしろ魅力的なのではないのかと思ってしまったりもします。ま、身近にいたら確実にはた迷惑なタイプですが(笑)、圧倒的な悪女に翻弄されてみたいっていう男性も案外多かったりして・・・(笑)

というところまで書いて、日付が変わってしまいました・・・続きは次回に・・・

雨がちの不安定なお天気ですが、季節は確実に秋に移っているようです。みなさま体調に気をつけて、お過ごしくださいね。
すでに今日になっちゃいましたが、お時間のある方は、三宮の占いオープンカフェにどうぞ♫


by sound-resonance | 2016-09-24 00:47 | 観る・読む・聴く