リリス、またはブラックムーン

昨日は満月でしたが、みなさん、お空に綺麗な満月は見れましたでしょうか?
大阪は、昨日は曇りがちで、夜中には大雨が降り、むしろその前の満月イブの方がお月様は綺麗でした。イブに見ておいてよかったな、みたいな。まあ、時には雨も必要ですけどね。

さてさて、今日は、昨日が満月だったから、というわけではありませんが、月つながりのお話。

星占いで扱うのは、基本的には、太陽、月、金星、火星等の10個の天体なんですが、それ以外にも、小惑星や、「星ではないもの」も扱ったりもします。

「リリス」もそのひとつ。

「リリス」をどう定義するかには、複数の説があるようですが、一般的には「月の最遠点」とされることが多いようです。月の軌道(白道)の地球と最も遠い点で月の光が最も届かない(暗い)ことから「ダーク・ムーン」「ブラック・ムーン」とも呼ばれるようです。

星占い的には、月は無意識の領域、普段意識することはないけれど、小さい頃から身についた習慣、癖を表しますが、そこに光が当たらない感じととらえて、シャドウ(意識しがたい心の闇の部分)を表すとされるのだとか。または、月は「女性性」を表すので、女性性の「暗い部分」、隠された強い欲望、を表すとも言われているようです。占星術的には、月は「妻」を表すので、隠れた妻という意味で、愛人、娼婦といった立場を象徴するとも言われているのだとか。

「月の最遠点」がなぜ「リリス」と呼ばれているかというと、アダムの最初の奥さんと言われている人「リリス」に由来しています。え?アダムって、イブの前に奥さんがいたの?って感じなんですが、アダムが自分のあばら骨からイブを作り出す前からいた「女性」がリリスだったんだそうです。

リリスは、神からアダムと同時に作られた存在として、平等を主張しました。詳しくは書きませんが、愛を交わす時に、「下でいたくない」と彼女は言ったのだそうです。しかし、アダムは彼女の意見を聞き入れなかったため、彼女はアダムの元を去り、そのまま戻ってきませんでした。

その後、アダムは、自分のあばら骨から、イブを作り出したのです。

というわけで、月の最遠点である「リリス」も、セクシャルなテーマともつながりが深いとされています。

うーん、この辺りの説話を聞いていると、リリスの解釈も時代とともにかわっていくんだろうな、という感じがします。現代に生きる女性としての私からみれば、リリスの主張って、そんなにわがままだったり、欲が深いようには思えないから。
何もかもいつでもどこでも、上でないとやだ!って言ってるわけでもなし、むしろ、そんなリリスの主張を受け入れることができなかったアダムって、小さい男だな!みたいな感じの方が否めない(笑)話し合おうよ、アダム!!

リリスに去られて、寂しくて、神の手を借りて、脅迫めいた手段で、リリスに帰ってきてもらおうとしたけど、帰ってきてくれないから、自分の一部で「女」を作りました、って・・・、な、情けない・・・リリス、もう、帰らんでええで!って感じもします(笑)

現代の「リリス」に与えられているイメージって、さんざんです。男児を害する悪霊、サタンの妻、等々、これでもか!というくらい「悪」「陰」「暗」のイメージ。でも、ホントのところをいうと、この影の部分、闇の部分を「なきもの」「自分とは関係ないもの」「向こうから勝手にやってきて自分を害するもの」としてしかとらえていないと、いつまでも、それは「敵」として留まります。

リリスも必ず自分も持っているもの。土星についても言えることですが、誰もが、ひとつずつ持っているものなんですよね。
リリスは、自分の中の隠された強い欲望を教えてくれます。爆発しないように、うまく解放してあげたいものですね。そうすると、相手に求めなくもなりますからね。

ちなみに、相性ということでいうと、自分のリリスと相手の天体がなんだかのアスペクトを取る場合(特に合の場合)、相手の方が性的な魅力を感じる、縁のある相性だととらえるようですよ。


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by sound-resonance | 2016-10-17 20:46 | 星読み | Comments(0)