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ロマンチックラブは結婚につながるのか!?その2

さてさて、今日は、ロマンチックラブと結婚は両立できるのか、というお話のつづきです。

星占いで占ってほしいことでダントツに多いのが恋愛についてだということを前回書きました。
星占いでは太陽以外に9つ、全部で10個の天体の配置を見ながら様々なことをリーディングしていくわけですが、「恋愛」についてみるとなるとまっさきにみるのが「金星」です。

金星はその人にとってわくわくすること、趣味、好きなこと、楽しいことなどをつかさどっている天体。どんなシチュエーションでわくわくするか、みたいなところで、恋愛モードに入る場面、みたいな部分を読んでいったりします。また、女性にとっては「なりたい自分」「自己像」、男性にとっては「好みの異性(女性)」を表しているといわれます。
個人(一人)のホロスコープを見る時には、金星をみると女性にとってはどんな自分でいたいか、男性にとってはどんな女性が好みか、ということが表現されていると読むわけです。ちなみに女性にとって、どんな男性が好みか、というのは「火星」でみていきます。

ということで恋愛に関与している天体は「金星」と「火星」。恋愛における2人の相性をみてください、みたいな依頼の場合は、お互いの金星、火星がどんな配置にあるのか、アスペクトはどうか、ということをみていったりするわけです。

ところが、「結婚」となると、司っている天体がかわってくるんですね。
「結婚」に関与するのは「太陽」と「月」だったりします。女性のホロスコープにとっては「太陽」が「夫」、男性のホロスコープにとっては「月」が「妻」を表しているとされています。で、一般的にお互いの太陽と月が新月、もしくは満月の関係にある時、夫婦になりやすい、夫婦としての縁が強い、といわれたりなんかします。例えば、男性側の太陽が牡羊座の場合、女性の月が牡羊座(新月)、もしくは天秤座(満月)みたいな関係。アスペクトという言い方をするならば、オポジット(180度)か、コンジャンクション(0度)の関係ですね。

恋愛にかかわるのは「金星」と「火星」、結婚にかかわるのは「太陽」と「月」・・・・。
お互いの金星、火星、太陽、月が絶妙に相性がいい、恋愛時代も楽しい、結婚生活も楽しい!みたいな超ハッピーなカップルももちろん存在するんですが、現実的には、恋愛時代は超ラブラブだったけど、いざ結婚してみたら「こんなはずではなかったのに・・・」みたいな例もままあるわけで、こういった場合は、「金星」「火星」の関係はいいんだけど、「太陽」と「月」はご縁がないね、相性悪いね、みたいな場合だったりしたりするわけです・・・。

逆にこんな例もあります。

Aさん(女性)はある男性(Bさん)から、猛烈なアタックを受けています。決して不快な相手ではないのですが、相手の方の熱意に反してつきあおうという気に全くならないのだと言います。一体どんな相性なのか、試しに見てもらえませんか?ということだったので、お二人の相性をみてみると、なんと、Aさんの月とBさんの太陽が綺麗な満月の関係を作っていました。
「結婚相手として、ご縁がありますよ~」とお答えすると、その答えを聞いた彼女、いいお相手がいればそろそろ結婚をという気持ちもあったらしく、じゃあ、もう少し連絡をとりあってみます、ということで、頑張ってみたらしいんですが、メールをもらっても、わくわくしない、返事を書くのがおっくう、返事をしないのも失礼かと思って、あたりさわりのない返事を返すことは返すんですが、それがめんどうで仕方がない、とのこと。
どうしてでしょうね~ということで、もう一度彼らの相性をみてみると、金星、火星の関係も元素だけみると決して悪くはないのですが、彼女(Aさん)の金星に対して、Bさんの天体が何もアスペクトを取っていませんでした。不快ではないけど、何も感じない、わくわく感が発動しない、まさにそんな感じですね(笑)
こういう場合は、例えば家どうしの取り決めで恋愛すっとばして結婚が決まっています、みたいな場合はうまくいくかもしれませんが、まずは恋愛を経て、となるときっかけが発動しないので、成就はしない可能性が大です・・・(笑)
まあ、太陽、月の満月、新月の関係というのは「象徴的な結婚」という意味もあるので、夫婦になるということだけでなく、別の部分で何かを一緒に生み出していく、ということはありうるとは思われます。

アスペクトというのは面白くて、一般的には120度、60度なんかのソフトアスペクトは吉角と言われるのに対して、90度、180度やなんかのハードアスペクトは凶角と言われているので、ない方がいいように思われるかもしれませんが、ハードであっても、アスペクトがないことには関係性(対話)って生まれないんですね。
星占いを習っている時に、相性がいいかどうかよりも、磁力があるかないかをみる方が現実的と教わって妙に納得したのですが、角度がソフトであってもハードであってもアスペクトがあるというのが「ご縁がある」ということなんですね。
ケンカばっかりしてるけど、不思議と別れない、みたいなご夫婦も案外ハードなアスペクトを持つ関係なのかも。ソフトなアスペクトの方が調和的な関係ではありますが、なれ合いで何も生み出さない可能性も秘めているのに比べて、ハードなアスペクトが、徹底的な対話を経て素晴らしい創造を生むということもあるわけで、ダイナミックな創造的なカップルが実はハードなアスペクトで結びついていたということもおおいにありうるわけです。


アスペクトの話になって若干話がずれましたが、星占い的には、恋愛が結婚に発展することが必ずしもハッピーとも限らないし、恋愛は恋愛、結婚は結婚と分けて考える方がいい、みたいな人もいたりなんかするわけです。
以前は戦国時代の武家やなんかで、結婚式で初めて会った、家どうしが取り決めた相手といきなり夫婦、みたいなのって、どうなの!?なんて思っていましたが、そうやって出会った相手が夫婦としてのご縁がばっちり、みたいな幸福な例もあったのだろうなと今は思えます。

なんにせよ、ハードであっても、ソフトであってもご縁はご縁。ご縁のある出会いは大切にしたいものですね。
今日は新月です。客観的なデータを採用して行動するそんなきっかけをつかむ日。結果は後からじわじわ出てくるので、そのきっかけ、意思を持つ、そんなことを心がけてみてくださいませね。




by sound-resonance | 2017-01-28 20:52 | 星読み