マリーアントワネットのホロスコープ

先日買った入浴剤でマリーアントワネットが矢車菊が好きだったということを知った私。マリーアントワネットというと贅沢の限りを尽くして大衆の不興を買い、ギロチンにかけられたおバカな王妃みたいなイメージがありますが、そういった「悪いイメージ」ってぬれぎぬな部分も多いみたいですね。彼女が言い放ったという「パンがなければお菓子を食べればいいのに」という有名なセリフも彼女が言ったものではなかったという説が有力なようです。37歳でギロチンにかけられちゃった悲劇の王妃の割には、故郷のオーストリアから、嫁ぎ先のフランスに様々な文化を持ち込んだ当時のファッションリーダーとして、彼女に憧れる女子も多いというちょっと不思議な方でもあります。

クレオパトラとは違って、マリーアントワネットは、生年月日がわかっているようで、アストロゴールドの中にもデータが入っていました。彼女の生年月日は、1755年11月2日、太陽星座でいうと、さそり座ですね。この人は生まれた時間もわかっているので、ハウスまでしっかり読むことができます。

まず目につくのは、太陽を含めて、金星、月、木星という主要な4つの天体が5ハウスに入っていること。5ハウスというと、レジャー、趣味、遊び、恋愛、喜び、楽しさみたいなことを司るお部屋。ここに4つも天体が入っている・・・・後世に残る彼女の悪評のほとんどがデマ、でっちあげだったとしても、彼女の遊び好きはホントだったみたいです(笑)太陽と金星がさそり座、しかもコンジャンクションなので、自分が楽しいと思ったことをとことん追求する、それ以外には全く興味ない、みたいな感じだったのかな、と思います。人生の目的が楽しいことを追求することと連動している感じですよね。小さい頃から人に囲まれていて、社交的な華やかな世界に生きることを楽しむことのできる人だったのではないかと推測されます。金星自体がさそり座なので、極端な領域にまで走ってしまう傾向がありつつ、基本的にセンスのいい方、特に組み合わせの妙を心得た方だったのだろうな、という感じがします。

一方で、土星が山羊座なのも興味深いです。ルイ16世が国王になり、自らが王妃という立場になってから、ベルサイユにあった儀式を簡素化したり、意味のない風習しきたりを廃止、緩和したりという変革を行ったようですが、それが、意味がないとわかっていても、そこに自分のステータスを見いだしていた宮廷内の人たちに反感を買うことになったということですが、こう、縦社会、ステータス、意味のない儀礼、みたいなことが苦手な感じがよく出ているような気がします。

次に目につくのが、魚座の天王星と、蟹座の火星、太陽、金星のさそり座とそれぞれ60度のグランドトラインの関係であること。ウィキペディアによると、彼女は貧しい人のために募金活動を行ったりと、情の深いところもあったようです。また、夫であるルイ16世との夫婦仲も悪くはなかったようで、最初の子どもに恵まれるまでに7年の年月が必要だったものの、4人の子どもをもうけてもいます。火星に蟹座を持っているので、人のために何かをしてあげるというところがモチベーションになる面もあったのではないかと思います。プチトリアノン宮殿を与えられた際にも家畜のための小屋を増設したといい、自然を愛する素朴な側面もあったのだということがうかがえます。

ただ、グランドトラインはいい方向に流れる時と、何か悪い方向に物事が流れた時に歯止めがきかない側面があると言われます。彼女が大衆の感情をあおり、悪い噂の中で、大衆の感情の渦に呑み込まれる形で命を落としたことが、このグランドトラインに出ているのかな、という感じもしてしまいます。

先ほどちょっと山羊座の土星に触れましたが、この土星は、蟹座の火星とオポジット(180度)の関係でもあります。蟹座の火星は品位的にはフォール(衰退)です。縦社会に苦手意識を持っていたであろう彼女が、大衆の感情に呑み込まれ、火星期の37歳の時に命を落としたというのも、なんだか象徴的だな、とも思うのです。


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by sound-resonance | 2017-03-30 22:11 | 星読み | Comments(0)