亀に睨まれる

いよいよ10月に入りましたね!日中は暑いとはいえ、朝夕に秋の気配を感じるようになってきました。これから一気に秋に突入しそうな感じもしますね。季節も、夏から秋へ、月も9月から10月へと、切り替わりのタイミングではありますが、まだまだ9月から続いている江ノ島話、ひっぱります(笑)

ちょっと変わってるなあと思ったのが、奥津宮の拝殿の天井に描かれている「八方睨みの亀」四方八方どの角度から見ても睨まれているように見えるという亀の絵。八方に睨みをきかせているのは、大抵は龍、「八方睨みの龍」というのは、これまでにもお目にかかったことがあったんですが、「八方睨みの亀」というのは、初めてお目にかかりました。
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おお、確かに睨んでる・・・八方に目を配っておる・・・が、怖くないじゃん、むしろ可愛いじゃん・・・亀・・・・どうしようもない、可愛らしさが漂ってるんですけど・・・(笑)江ノ島というと、五頭の龍と天女(弁天様)の伝説が江ノ島発祥譚として残っていて、いたるところに龍が見られます。比較的新しいもののようですが、そのものずばり「龍」をお祀りした「龍宮」もあるし、江ノ島信仰発祥の地とされる「岩屋」にも龍が住んで!?おります(気になる方は会いに行ってみてね)

でも、八方を睨むのは、「亀」なのね・・・もちろん亀も水、海に縁のある動物で、奥津宮の近くにも「亀甲石」があるし、岩屋に行く途中にも海の中に亀の形の「亀石」があります。でも、亀の重量感は、「天井」には向かないんじゃないか、なんて思ったりもしたりして。酒井抱一作、とあったので、撮って大丈夫かな〜とちょっとドキドキしながら写真を撮りましたが、今天井にあるのは、片岡華陽さんという方の複製画で、本物の方は、社務所に保存してあるんだそうです。

酒井抱一というと、上品な文人、派手さのないさりげない画風を思い浮かべますが、控えめな人というよりは、どちらというと目立ちたがり、人とは違うことをするのが好きな人だったのかもしれませんね。龍がオーソドックスなら、亀でいってやろう、そういう洒落っ気みたいなものも感じたりもしますね。
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by sound-resonance | 2017-10-02 19:32 | 観る・読む・聴く | Comments(0)