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ブルーライト、ブルーウィンター

毎日寒いですね。私は寒いのが苦手なので、寒い季節になると、どこにも出かけたくない、出なくてすむものなら極力外に出たくない、家にひきこもりたい派なんですが、そうもいかず、外に出ると、街は特に夜になると、クリスマスに向けて、イルミネーションに彩られているのが目につく季節になりました。

クリスマス、またそれを迎えるまでの12月の夜のライトって、昔は赤と緑っていうイメージが濃かったような気がするんですが、1990年初頭に青色のLEDが発明されてから、色彩の物珍しさも手伝って、急激に街中で青い光を見る機会が増えましたね。経済的で発熱が少なく、樹木にも優しいということで、街路樹に電球をまきつけるようなイルミネーションにも多く使われています。

大阪のシャンゼリゼ(!?)御堂筋のライトアップ(淀屋橋〜本町周辺)。


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ブルーの光が美しいです。御堂筋は「いちょう並木」とも呼ばれていて、秋には、いちょうの葉っぱの黄金色が綺麗なんですが、冬はこんな感じでブルーの光に包まれております。

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青は、温度を感じさせない色なので、寒い時期に青い色を見るとなんだか寒々しいような気もするんですが、LEDの光も温度を感じないという意味で未だかつて見たことがないような不思議な光、不思議な色彩のような感じがします。寒々しいというよりは、なんだか不思議と心が落ち着くような感じ。メランコリーな感じもするけれど、なんだかひたすらにしんとした静かな感じ。青色LEDが登場した1990年代のはじめというと、ちょうどバブルのはじけた時期とも重なっていて、ひたすらにぎにぎしい乱痴気騒ぎのような明るいバブルの時代が沈静かしていく時代にも合っていたような気もします。

遅くまで働いた後、一駅分だけ御堂筋を歩いて帰りました。寒かったけど、綺麗で、不思議と心の落ち着いた、ある日の夜でした。


by sound-resonance | 2017-12-16 00:52