ブルーのダイヤモンドと呪いの伝説

日中はさわやかな過ごしやすい日々が続きますね。気候としては一年で最もいい時期かもしれません。
先日の満月、いかがお過ごしでしたか?5月の満月は、ウエサク祭りが開催される満月でもありました。地上と天界をつなぐゲートが開いて、仏陀やキリストなどのマスターが慈愛と祝福を与えてくれる日なのだとか。個人的には、今週は、なんだか夜も夢うつつというのか、熟睡できない感じがあったんですが、パワフルな満月パワーのせいだったのかもしれません。

それはさておき。
先日友人とおしゃべりをしている中で、石、宝石の話から、ちょっとダイヤモンドの話題になりました。ダイヤモンド、一般的に無色透明で、硬度10の一番固い宝石。そんなところから、「永遠に続く愛」だとか「固い絆」みたいなイメージで、エンゲージリングに使われることが多い石でもあります。女子にとっては、白無垢、純白のウエディングドレスにつながる、何色にも染まります、みたいな透明感も憧れの的、なのかも。

とかいいながら、個人的にはダイヤモンドには正直それほど興味がございません。いただく予定がないからかもしれませんが(いや、いただけるならありがたくいただきますが(笑))、石に関しては、インクルージョンとか、色の模様やなんかのバリエーション、多彩さ、唯一無二の個性に惹かれる傾向があるので、虹色の光は綺麗だな、と思うものの、そんなには興味をそそられない石だったりします。

でも、ピンク色のダイヤモンドには、ちょっと興味がある、という話を以前に書いたことがあります。ピンクダイヤのほとんどは、オーストラリアのアーガイル鉱山というところから産出されて、色とりどりのダイヤモンドは、パラマンディ(魚)のうろこで、ピンクのダイヤモンドは、パラマンディの心臓、みたいなアボリジニの民話がある、という話を書きました。


天然のピンクのダイヤモンドはとても希少なものですが、それよりもさらに希少なのが、ブルーのダイヤモンド。人工的にトリートメント処理をしたブルーダイヤというのはたまに見かけますが、天然のブルーというのは、ほとんど見かけない希少価値の高いものなのだそうです。

ブルーのダイヤモンドというと、現在スミソニアン博物館(の中の自然史博物館)に所蔵されている「ホープダイヤモンド」が有名です。私は実物を見たことはないんですが、45.5カラットのグレーががったブルーの堂々たるブルーダイヤモンド。ま、ちょっとやそっとじゃ、庶民の手に入るものではございません(笑)インドで発見されたもののようです。でも、このダイヤモンド、別名「呪いのダイヤモンド」なんて呼ばれてもいるんですよね。

所有する人は災いを被り、次から次へと持ち主が変わる、という呪いの伝説を持つホープダイヤモンド。フランスの商人、タヴェルニエがヒンズー教の寺院の女神像の目にはめ込まれていたものの一つを盗み、それに気づいた僧侶が持ち主すべてに呪いをかけたことから、数々の呪いの伝説が始まります。例えば、フランス国王ルイ14世もかつての所有者で、所有のタイミングと時代がフランス革命に向かっていったタイミングが一緒だったとも言われています。以前、マリーアントワネットにとって「石(宝石)」は、彼女にとってはわくわくするアイテムというよりは試煉を与えるような存在だったのかも、みたいなことを書きましたが、おじいさん、父親から引き継がれ、ダイヤモンドの所有者となったマリーアントワネットの夫であるルイ16世とマリーは、後にギロチン台にかけられることになった、のです。

最後の個人的所有者、ハリーウィンストンがスミソニアン博物館にダイヤを寄贈したことによって、「呪いの伝説」はピリオドを打ちましたが、その他にも、ホープダイヤモンドの所有者となった人物は、自殺したり、発狂したり、殺されたり、なんだかさんざんな目に合っています。こ、こ、怖い・・ブルーダイヤモンド・・・そんな怖いダイヤ、持つもんじゃないわよね、やっぱり金持ちって怖いよね、なまじお金があると怖い目にあいますな、みたいな気分になっちゃうんですが、この伝説、そのほとんどが脚色された根拠のないものなんだとか。

最初は、ロンドンタイムズのパリの通信員が、「悲惨な最期を遂げた」架空の所有者をでっちあげた記事を書いたのが始まりだそうですが、その「呪いの伝説」をさらに盛り上げたのが、かつての所有者であり、名前の由来にもなっているホープ氏の元妻である女優、メイ・ヨーへであるというのが、驚きです。

というあたりで続く・・・


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by sound-resonance | 2017-05-12 21:09 | 音・色あれこれ | Comments(0)