ルイ14世とダイヤモンド

興味がない、と言ったわりには、このところダイヤモンドの話題が続いていますが(笑)、ダイヤモンドって、昼よりもむしろ夜に本領を発揮するような宝石だな、なんて思ったりします。もちろん日中の太陽の光の元でもきらきら光ることは光るんだけど、どちらかというと、太陽の光が似合う感じじゃない。どっちかっていうと、室内、舞踏会とか、夜会とか、そんな言葉やイメージが似合う宝石のような気がします。

先日取り上げた、呪いの伝説を持つブルーダイヤモンド「ホープダイヤ」の歴代の持ち主の一人であったルイ14世は、無類のダイヤモンド好きだったのだそうです。それまでの宝石の流行は真珠で、ダイヤモンドはどちらかというと宝石としてはそんなに好まれていたものではなかったんだそうですが、ルイ14世が好きだということで、貴族の間で爆発的にダイヤモンドが普及していったのだとか。

ルイ14世というと、わずか4歳でフランス国王に在位してから、亡くなるまで、72年という長い間フランス国王として君臨した人。政務に長けた几帳面なところがありつつ、派手好きな面があったようですね。
ちょっと、ホロスコープを見てみると、彼の生年月日は1638年9月5日。アストロゴールドにも最初からホロスコープが入っているんですが、出生時間が12時となっていて、そこの真偽はちょっと不明です。なので、生まれた時間については、慎重にならなければいけませんが、生年月日についてはほぼ信じてよさそう。太陽星座としては乙女座ですね。

水星も乙女座だったりするので、慎重で型にはまったことをきっちりやるということには長けていたような感じです。「官僚王」と呼ばれ、「暦と時計があれば遠く離れていても、王が何をしているのか言える」と言わしめた王様だったようですが、星の配置にもそれが現れているような感じがします。

一方の派手好きな面というのは、獅子座の金星に表れているのでしょうか。「王様」なのだから、存分に発揮していい立場なんですが(笑)、まさに「権威」を表現できるものが好き、みたいなそんな感じですね。

彼は「太陽王」とも呼ばれていたそうですが、星占い的には「太陽王」というからには、太陽は獅子座であって欲しかったな、というところ(笑)なんで、太陽王だったんだろ?とちょっと違和感もあったんですが、彼が心酔したバレエで「太陽王」の役を演じたというところからついた渾名なんだそうです。ただ、金星に獅子座を持っているので、まあ、太陽王を演じたかったんだろうな、という感じはします(笑)いつでも物語、場面の中心でいたい、「私を見て!」という感じが獅子座の気質です。注目を浴びている、世界の中心にいることで機嫌がいい、なんだかそんな感じです。

ダイヤモンドがいかにも好きそう、というのはホロスコープだけではわからないんですが、彼の建設したベルサイユ宮殿、彼の治世、絶対王政の象徴とされているベルサイユ宮殿で夜な夜な開催されたのであろう舞踏会で身につける宝石として、彼が月のシンボルである真珠ではなく、ダイヤモンドを選んだというのは象徴的だなとも思うのです。

だからといってダイヤモンドが太陽の石かというと、これまた違和感があるんですが、少なくとも天然では最も固い石であり、その名前の由来は、ギリシャ語の「征服しえない、屈しない」というところから来ているのだそうです。ルイ14世がこのことを知っていたかどうかは定かではありませんが、その意思の強そうな強いきらめき、まるで自分で光を発しているような輝かしさに強く惹かれ、「王の石」にふさわしいと感じたのではないでしょうか。
ただ、真珠が天然のまま、手を加えなくても美しさを持ち合わせており、そこに価値が見いだされているのと比較して、ダイヤモンドの美しさは、カッティングという「人の手」「人のテクニック」によって生まれるものだ、というところに、もう少し目を向けた方がよかったんじゃないかなあ、なんてね。

という辺りで、つづく。


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by sound-resonance | 2017-05-21 10:55 | 音・色あれこれ | Comments(0)