光源氏→イエロー:現世のパワーを持つ男

 今日からプチシリーズとして、源氏物語の登場人物を色のイメージから解釈してみたいと思います。自由きままなイメージです。学術的な研究ではありませんので、軽い読み物として気軽におつきあいくださいね。
 まずは、主人公、光源氏から。
 生まれた時からまばゆいばかりに光輝く源氏の君は、私にとってはイエロー(黄色)のイメージです。
 本人は臣下に下ったとはいえ、父親が天皇、財力(お金)も地位(権力)もあってルックス抜群、知性もあって、この世で成功するためのアイテム(パワー)をすべて兼ね備えている、まさにイエローの男。
 源氏物語は、光が幻の母親の面影を求めて女性遍歴を重ねる「母親探し」の物語とも読めますが、彼は母親の胎内からこの世に生まれ落ち、一人の人間としてのアイデンティティを身につければつけるほどつのっていったのであろう「分離感」「不安感」を埋めてくれるはずの「(母親に似た)誰か」を探し求めて、数々の女性との逢瀬を重ねたのでしょう(ちょっと心理学的・・・)そのナイーブな感じがまた、母性本能をくすぐって、さぞかしもてたんだろうなあ〜。
 でも、物語の中に「インテリ中のインテリ(教養人)」として登場する朝顔の君は、最後の最後まで光君と結婚することはせず、時折知的な文をかわすだけの関係にとどめます。いわゆる知的で「賢い」女には、彼はもてないのかもしれません・・・。

 ☆次回は、「葵の上」を取り上げます。
 
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by sound-resonance | 2010-01-20 20:31 | 色で読む源氏物語 | Comments(0)