カテゴリ:童話シリーズ( 5 )

灰かぶり姫

年末にインナーチャイルドカードで、今年一年の運勢を占ってもらいました。それぞれに、12月25日の満月にインナーチャイルドカードを引いて、数人集まってカードのリーディングをしてもらったんですが、集まった人達が全部ではないにせよ同じようなカードを同じような時期のカードとして引いていたのが興味深かったです。やっぱり同じ場所に集まるメンバーというのは、似通ったテーマを持っていたりするものですね。

毎年お年始には毎日のリズムが崩れがちで、ちょっと調子が良くなかったりもするので、何の気なしにインナーチャイルドカードを引いてみたら、立て続けに「シンデレラ」のカードが出てきました。

タロットでいうと、18番、「月」のカード。このカードも面積のほとんど半分が月で占められています。

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私にとっては、このカードなにやらテーマカードでもあるようで、ことある毎にちょくちょく出てくるカードでもあったりします。

元々は裕福な家の子だったシンデレラのお母さんが死んでしまい、お父さんが新しく妻をめとる。めとった妻(継母)と連れ子(姉)がシンデレラを小間使いのようにこきつかって、2人の姉はいつも綺麗なドレスを着ているのに、彼女の服はいつも暖炉の灰まみれだったことから彼女は「灰かぶり」と呼ばれるようになります。今までそれほど注目していなかったけれど、「灰色」っていうのもなかなかに象徴的ですね。タロットカードの「月」のカードは、「無意識、あいまいなもの、抽象的なもの、はっきりしないもの」といったキーワードがあったりしますが、黒でもない白でもない「灰色」からも同じようなキーワードが読み取れるような気がします。
カードでは、女の子が大きな木(ハシバミ)を眺めています。あまり知られていないストーリーかもしれませんが、父親が出張する時に、3人の娘にお土産に何が欲しいかと問います。「灰かぶり」の二人の姉は、綺麗なドレスや宝石をねだりますが、「灰かぶり」は、父親が帰還する際、最初に触れた木の枝を持ち帰って欲しいと頼み、父は娘の望み通り、最初に触れた「ハシバミ」の木の枝を持ち帰ります。「灰かぶり」は、その枝を生母のお墓のそばに植えます。彼女はつらいことがあると、その木のそばで涙を流します。そうやって、感情を木と共有しているんですね。木はすくすくと成長して、彼女を守る存在となります。

有名なシンデレラのストーリーでは、シンデレラが王子様の住むお城で開催される舞踏会に参加するためのドレスやなんかを出してくれるのは、魔法使いということになっていますが、このカードでは、成長したハシバミの木に集っていた鳥たちがドレスを運んできています。木は彼女を守る「母的な存在」の象徴なので、それがゴッドマザー(魔法使い)として人間っぽく表現されたんでしょうね。

で、彼女が舞踏会に着ていくドレスなんですが・・・・・・・なんとなく目もさめるようなブルーのドレスっていうイメージが濃いなあと思ったら、ディズニーの1950年に製作されたアニメの影響が色濃いようです。そういえば、絵本も持ってたし、初めて買ってもらった目覚まし時計も「シンデレラ」のキャラクターでした・・・(なつかしい・・・)去年(2015年)公開された「シンデレラ」も、このアニメを忠実に実写化したものだったようで、ブルーの綺麗なドレスを着ていましたね。
で、髪の毛は金髪でした・・・・金髪が先か、ブルーのドレスが先かは不明ですが、このブルー×イエローの取り合わせって絶妙だなあって、思います。ブルー×イエローの取り合わせ、それは「天使」のイメージ。オーラソーマのボトルでいうと、94番「ミカエル」のボトル。ミカエル=天使長、まさに天使色でございます(笑)継母&姉にこき使われてた灰かぶりが、綺麗なドレスを着たら「天使のように」美しい娘だった、ってところでしょうか。それにブルーって、精神性の高そうな色でもあります。見た目も綺麗だけど、見た目だけじゃないよ、性格も抜群に「美人」だよ、みたいなそんな雰囲気も出てきますよね。継母&姉のいじわるにも耐え「徳」を積んだシンデレラに対する「天からのプレゼント」みたいな感じもするブルーのドレス・・・・・

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(小さい画像ですみません・・・・・・(笑))

でも、このカードでは「ドレス」はブルーではなくて、緑&赤になっていますね。(ちなみに髪の毛は金髪ですが・・・・・(笑))
緑&赤というと、オーラソーマのボトルでいうと「ロビンフッド」&「メイドマリアン」のボトル。ミカエルが「天使」だったのに比べて、俄然人間じみてきます(笑)しかも、どちらかというと、自分で人生を切り開いていくイメージも出てきますね。

そもそも、シンデレラは、目先の楽しさ、美しさに目を奪われることなく、父に「木の枝」をねだり、それを土に植え、育てる「知恵」を持っています。そして、土に植えられた木は彼女と感情を分け合いつつ、成長し、彼女に恩恵をもたらす存在となるのです。

「シンデレラストーリー」という言葉が「不遇の存在から思わぬ幸運によって幸せになる」といったサクセスストーリーの意味で用いられたり、男性に高い理想を求め、いつか王子様が自分を救ってくれるという依存的欲求を持った女性を「シンデレラコンプレックス」と呼んだりと、現代では「待ってるだけの運のよかっただけの女」呼ばわりされている感もある「シンデレラ」。2015年公開の映画では、それではいかん、と、感情もある「等身大の女の子」としての表現も若干見られましたが、そこは1950年のアニメ版の実写化という面が大きく、やっぱり「たなぼた女」部分がまだまだ大きかったような気もします。

でも、ホントは、シンデレラって、自分の知恵を使って、灰色=自分の無意識や感情、ともしっかり向き合って、自分で道を切り開いていったんですよね〜。

若い頃、なまじ心理学をかじっていただけに、「○○コンプレックス」みたいな言葉に翻弄されていた感もある私・・・・・損しちゃったなあ〜(笑)「たなぼた」上等!シンデレラを見習って、知恵を使って、感情と向き合いながら「たなぼた」を目指すぞ!!ん!?なんか、違う・・・・・・・!???(笑)
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by sound-resonance | 2016-01-08 21:20 | 童話シリーズ | Comments(0)

白雪姫

「童話シリーズ」、今日は「白雪姫」です。「童話シリーズ」を書くなら、「白雪姫」に触れないわけにはいかんだろ、と思い、改めて「白雪姫」について、考えてみたんですが、これが、なかなか、難しい。白雪姫って、黒檀の窓辺で、針仕事をしていた時に、針が指にささって、鮮血が雪の上に3滴落ちた、その様をみた母親が、「雪のように白く、血のように赤く、黒檀のように黒い子どもが欲しい」と願ったことから、生まれてきた子ども、なんですね。だったら、「黒檀姫」でも、「鮮血姫」(こ、怖い・・・)でも良かったわけですが、「白雪姫」と呼ばれていた・・・というわけで、白雪姫の「白」に焦点を当ててみたいんですが、白って、例えばサウンドレゾナンスでは扱わない色だったりもするんで、どうも、イメージがわきにくい。ということで、白を「光そのもの」と捉えてみることにしました。

生まれてきた赤ちゃんは、7歳までは「神の子」なんて言われたりもしますよね。衛生事情、栄養事情の悪かった昔は、せっかく生まれてきても、亡くなってしまう子どもも多かったから、そんな風に言ったという部分もあるのでしょうが、7歳までは、人間というより、神様から預かった命、という感覚。白雪姫は、この世に生まれ落ちた瞬間から、それこそ、光輝くまばゆいばかりのきらきらしい赤ちゃんだったと思いますが、「大人」の継母(実母だという説も)のライバルには、まだなりえない存在だった訳です。

ところが、白雪姫が7歳になり、彼女は「神の子」から「人の子」になります。その時点から、彼女は継母の「ライバル」となります。魔法の鏡に「この世で一番美しいのは白雪姫」と告げられた継母は、白雪姫を殺してしまうように、家来に命じますが、家来は姫を可哀想に思い、森に置き去りにします。森に置き去りにされた姫は、そこでこびと達と出会い、こびと達の世話をすることで、彼らの家に同居させてもらうことにします。

このこびと達が「7人」であることも象徴的だな、と思うのです。7=虹の7色。白雪姫は、この7人7色のこびと達と接することで、世の中の「色」を学んでいったのではないでしょうか。サウンドレゾナンスのボイスプリントを見ていても、いつも思うことですが、光がプリズムを通って、七色の色に分かれて初めて、私たちは光を色として感じることができます。そして、虹の七色があるからこそ、私たちは、形をとらえることができ、その中で、「人間としての暮らし」を送ることができているのです。もちろん、私たちは光の存在で、光そのものではあるのですが、人間として、人間らしくこの世に暮らすためには、七色の「色」を学ぶ必要があるのです。

インナーチャイルドカードでは、「白雪姫」は、タロットカードでいうと「隠者」の位置に置かれています。「隠者」は、9番目のカード。占星術でいうと、9番目のお部屋は、乙女座で、この部屋は、「奉仕」の部屋だったりもします。奉仕の中で乙女は、色を学び、大人になるための準備をするわけですね。

やがて、白雪姫の生存が、継母に知られてしまい、白雪姫は、3度命の危機に瀕します。2度目まではこびと達の機転によって、命拾いしますが、3度目の毒リンゴはこびと達にはどうすることもできませんでした。

永遠の死についた(かに思われた)白雪姫がまるで生きているように美しかったので、こびと達は、姫をガラスの棺に入れて、大切に保管しようとします。そこに通りかかったのが王子様。王子様は、白雪姫をどうしても、譲り受けたいとこびと達に交渉して、城に連れて帰ろうとします。その時、棺をかついだ家来がつまづいた拍子に、棺が揺れて、白雪姫ののどにひっかかっていた毒リンゴが取れ、彼女は、息をふきかえします。

死と再生。3度の死から復活した白雪姫は、王子様と結婚するにふさわしい「大人」として復活したわけです。毒リンゴはのどからとれて、彼女は、この世を渡るにふさわしい「知恵」を身につけました。もう、こびと達の手助けは必要がないのです。

それにしても。白雪姫って、王子様のキスで目覚めるわけじゃないんですね。確かにそれでは、じゃあ「毒リンゴ」はどうなってん?っていう感じですもんね。しかし、この、若干のがっかり感はなんだろう・・・・・・・(笑)ディズニー風のアメリカンなロマンスの毒に知らないうちに毒されていることにも気づかされた白雪姫のお話なのでした・・・・・・(笑)
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by sound-resonance | 2015-11-17 22:33 | 童話シリーズ | Comments(0)

黄金のがちょう

いつまで続くかは不明ですが、今日も、童話シリーズ、今日のお話は「黄金のがちょう」です。
この話は、タイトルだけ聞くとピンと来ない人もいるかもしれませんが、あらすじを聞くと、「ああ、知ってる!」となる人も多いはず。

あらすじはざっとこんな感じです。

あるところに、三人兄弟が住んでいた。ある日、一番上の兄が、森に木を切りに行くことになったので、母親は、ふわふわの甘いパンと、上等の葡萄酒を持たせてやった。一番目の兄が森につくと、小人がやってきて、持っているパンと葡萄酒を分けてほしいと言う、そんなことをしたら、分け前が減るじゃないか、と賢い兄は答えて、小人には、食べものをあげなかった。そうすると、森の中で怪我をしてしまう。
次に2番目の兄が森に木を切りに行くことになり、母親は、一番上の兄の時と同じように、ふわふわの甘いパンと、上等の葡萄酒を持たせてやる。そこに、また小人が現れて、食べものを分けてくれというが、賢い二番目の兄も、それを断り、森の中で、怪我をしてしまう。
いよいよ、3番目の末っ子が、森に行くことを申し出るが、常日頃みそっかす扱いされてきた末っ子が役に立つとは誰も思わない。それでも、森に行くというので、母親は、灰を入れた固いパンとすっぱいビールを持たせる。そこに再度小人が現れて、食べ物を分けて欲しいというので、末っ子は、気前よく分けてやる。そうすると、パンは、ふわふわの甘いパン、すっぱいビールは上等の葡萄酒に変身する。そして、木を切り倒すと、そこには黄金のがちょうがいた。

もし、ここまでで、話が終わるとすれば、「黄金のがちょう」は、「富」「豊かさ」のシンボルなんだな、無欲な者には、「豊かさ」が与えられるのだな、で終わるところなんですが、ちょっと面白いなと思うのは、後半部分が続くことです。

ということで、後半。
末っ子は、がちょうを町に売りに行くことにするが、日が暮れたので、宿に泊まった。宿のおかみさんは、がちょうが欲しくて夜中に、部屋に忍び込んでがちょうを連れ去ろうとするが、羽に手がくっついてしまい、離れなくなる。それを見た宿のおやじが妻をがちょうから離そうとするが、これまたおかみさんとくっついてしまう。末っ子は、宿のおやじとおかみさんをくっつけたままがちょうを連れて町に向かうが、その途中で、くっついた人がどんどん増えていく。
ところで、町には王様と、その娘(姫)がいた。姫は、美しいが、笑うということがなく、姫を笑わせることができた者に、姫をやると、王様は公言していた。末っ子が町に到着した時には、がちょうを筆頭にした滑稽な行列ができており、それを見た姫が初めて大笑いした。
末っ子に姫をやるのが惜しくなった王様の無理難題を小人の協力もあって、クリアした末っ子は、めでたく姫と結婚する。

笑わない姫が、黄金のがちょうとそれにひっついている人の行列をみて、笑う。ここがポイントだな、と思ったりします。滑稽さ、コミカルさ、笑い、は、イエローの領域のキーワードですね。黄金のがちょうを見て、姫は、生まれて初めて、もう、腹の底から笑ったのだと思います。チャクラでいうと、イエローは、ちょうどお腹の領域ですね。そうやって、お腹のイエローが活性化されたところで初めて、「自己」に目覚めた感もありますね。童話では、「姫の気持ち」は書かれていないんですが、きっと、姫自身も、末っ子のことが気にいって、結婚後は、幸せに暮らしたんじゃないか、そんな想像をしてみたりもするのです。もちろん物質的豊かさをももたらした黄金のがちょうではありますが、どちらかというと、モノでははかれない豊かさについて教えてくれているような、黄金のがちょうのお話なのでした。
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by sound-resonance | 2015-11-15 20:20 | 童話シリーズ | Comments(0)

青ひげ

先日童話の「赤ずきん」を取り上げたので、ちょっと童話シリーズを続けます。
今日は、「青ひげ」。なんだか、気味の悪い童話です。ペローも、グリムも、童話集の中に取り上げているけれど、グリム童話に関しては、第二集からは削除されたのだとか。
「青ひげ」で検索をかけると、この童話の他に、男性の青々としたひげのそり跡への悩みがたくさん出てくるけれど、童話の青ひげは、そり跡が青々した男だったわけではなくて、青いひげをたっぷりはやした男だったみたいですね(笑)

あらすじをざっと追うと、「お金持ちでありながら、青いひげが不気味だと恐れられていた「青ひげ」という男と結婚した娘が、夫の留守中に、数々の部屋の鍵を預けられ、その中の一つの部屋だけは覗くな、といわれていた部屋を覗いてしまった。すると、そこには、娘の前に男と結婚した女達が殺されて、積み重なっていた。娘は驚いて、その部屋の鍵を血だまりの中に落としてしまった。血は、どんなに拭いてもぬぐえなかった。留守から戻ってきた青ひげは、血のついた鍵を見て、妻が見てはいけないと言っておいた部屋を開けたことを知った。危機一髪、自分も殺されると覚悟した瞬間、兄がかけつけ、青ひげは、倒された。青ひげの死後、莫大な遺産は、妻が引き継ぎ、兄と姉もその恩恵にあずかった」ま、そんな話です。

ううむ、なんなんだろ、この落としどころのない、うやむやな気持ち・・・・・もちろん、何人もの女を殺していた青ひげは、「悪い」んですが、好奇心を抑えきれずに夫の秘密の部屋を覗いてしまった妻は、自らの機転によって、自分の好奇心から陥った窮地から脱出したわけではなく、兄に助けられ、結果的に莫大な遺産を引き継ぐ・・・・・彼女が秘密の部屋を覗いたのは、行方不明になっていた歴代の青ひげの妻達の行方が秘密の部屋に隠されているかもしれない、という勇敢な気持ちではなく、金銀宝石があふれる他の部屋をのぞいてみて「もっといいもの」が隠されているのかも、という、どちらかというと強欲な気持ちから秘密の部屋の鍵を開けるのです。で、約束を破ったな!という訳で、夫に殺されそうになり、兄達に助けられて、ああ、怖かった、でも、遺産は引き継いだね、ラッキーだね、おしまい、って・・・・・

で?で?何が伝えたかったの?????みたいな宙ぶらりんな気持ちになってしまう、このストーリー。宙ぶらりんのまんまでもかまわない訳ですが、個人的には、どこかに着地したいので(笑)今回は青ひげの「青」に注目してみたいと思います。

男は、青いひげをたっぷりとはやしていました。おそらく、口の周りから、のど元も覆うような長いひげだったと思われます。「青」はチャクラでいうと、のどの辺りの色で、「コミュニケーション」「信頼」といった言葉がキーワードとなります。ここがひげで覆われているというのは、「隠されたコミュニケーション」「信頼の不足」を感じてしまいます。
秘密の部屋を開けるか開けないか、それは、青ひげにとっては、妻を信頼できるか、そうでないのかを試す、ひとつのテストだったのではないでしょうか。ところが、妻は好奇心のあまり、秘密の部屋を開けてしまいます。ここで、二人の間には信頼関係は生まれなかった。それでも、秘密を共有することで人と人の間に絆が生まれる場合もあります。それがいいことかどうかは別として、秘密を共有することで、妻と夫の両方が生き延びる道というのもあったのかもしれません。しかし、妻と夫の間には、コミュニケーションは生まれなかった。どちらかが死ぬことでしか、問題は解決できなかったのです。

というわけで、青ひげは死にました。そう思うと、なんだか青ひげのことも、気の毒になってはきますよね・・・・・お金持ちでも、最後の最後まで、人との信頼関係を結べなかった孤独な青ひげ・・・・・一説によると、青ひげのモデルは、ジャンヌダルクと共に闘ったジル・ド・レだということですが、信じていた礎(ジャンヌダルク)を、異端尋問で失い、拠り所を失い孤独を味わった彼を象徴しているのかもしれません。
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by sound-resonance | 2015-11-09 22:30 | 童話シリーズ | Comments(0)

赤ずきんちゃん

11月も一週間が過ぎ、朝晩はすっかり寒くなりましたね。とはいえ、天気の良い日の日中は、ぽかぽかとあったたかったりして、お昼は、公園でランチしながらひなたぼっこしていたりする今日この頃の私です。もう少し寒くなってくると、になたぼっこもつらくなるだろうから、今だけの楽しみですね。

さてさて、今日はなんとなく「赤ずきん」について、書いてみたくなったので、書いてみたいと思います。
「赤ずきんちゃん」、小さい頃に、一度は、読んだり、誰かに話してもらったりして、誰もが知っている童話ではないでしょうか。
病気のおばあさんのところにおつかいに出された女の子がお気に入りの赤い頭巾をかぶって、おつかいに出かけます。その途中で、悪い狼に出会って、寄り道をしている間、狼は、おばあさんの家に先回りし、お婆さんを食べてしまいます。狼はおばあさんのふりをして、赤ずきんを待ち受けます。そこに遅れて到着した赤頭巾を狼が食べてしまいます。漁師さんが、食べられちゃった赤頭巾と、お婆さんを助けて、狼は、お腹の中に石を詰められて川でおぼれてしまう、っていうエンディングもあるけれど、それはグリム童話の赤ずきんちゃんで、その前のペローのお話は、赤ずきんとお婆さんが食べられたところで、お話が終わるようです。

主人公に「赤いずきん」をかぶせたのも、ペロー。ペローが創作の元とした古い民話には、特に「赤い帽子、ずきん」は出てこないのだそう。
でも、このお話、主人公が「赤いずきん」をかぶっていなければ、こんなに魅力的で、シンボリックで、後世にまで残るようなお話にはならなかったような気がします。

インナーチャイルドカードの最初のカードは、「赤ずきん」がモチーフになっています。

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伝統的なタロットでは、最初の0番のカードは「愚者」。

資質は自分の中にすべて、持ってこの世に生まれてきた若者ではありますが、まだ世間知らず。世間知らず故に、怖いモノ知らずに、物事に体当たりしていく、無謀さや粗野な感じも持っています。当然失敗も多い。でも、失敗することの怖さよりも、世の中に対する打って出たい気持ちとか衝動の方がずっと強い、そういう火の玉みたいなエネルギーの固まりが「愚者」のイメージです。人生のスタート地点を示すカードでもありますね。
今、星占いを習っているから、特にそう感じるのかもしれませんが、こういうエネルギーの感じって、牡羊座のエネルギーとも言えるような気がします。まだこの世に出たて、知恵よりも、パッション、衝動、直感。それで、失敗も多いけど、本人あんまり気にしてない、みたいな・・・・(笑)強すぎるエネルギーに、時に周囲は振り回されがちなんだけど、意外に許されてるというのか、愛されてる、そういうところも「赤ちゃん」な、牡羊座っぽい・・・・・(笑)で、牡羊座って、身体でいうと、頭、色でいうと、レッドがテーマだったりするんですね。
チャクラでいうと、赤って、第一チャクラで、足〜生殖器あたりの色なので、頭っていうのは、若干不思議な感じもあるんですが、逆子でない限り、赤ちゃんって、生まれてくる時にまずは、頭から生まれてくることが多いから、「最初」というところが強調されたイメージなのかもしれません。

赤ずきんちゃんも、まだ、母親の庇護の元にある子ども。まだまだ世間知らず。狼がつけた知恵(おばあさんに花をつんでいってあげれば喜ぶよ、みたいな)が悪いものか(裏に別の意図があるか)、いいものかの判別もつかない。が、好奇心旺盛。

というわけで、赤いずきんをかぶった「赤ずきん」ちゃんが、「愚者」の位置にあるのは、なるほどな、っていう感じだったりするんです。

ペローがなぜ、主人公に赤いずきんをかぶせたのか、もしかすると、深い意味はなくて、当時、赤い頭巾が女の子の間で流行っていた、とか、赤ってなんとなく女の子っぽい、とか、そんな単純な理由だったのかもしれませんが、女の子が狼に「食われる」という、エロチックな想像を喚起させる部分も含めて、赤が効いてる赤ずきん、なのでした。
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by sound-resonance | 2015-11-07 20:45 | 童話シリーズ | Comments(0)