<   2011年 05月 ( 11 )   > この月の画像一覧

プリズム・ラグ

 今年は随分早い梅雨入りですね。観測史上2番目の早さだったそうです。湿気てはいますが、案外冷えるので、あったかくしてお過ごしくださいね。

 さて、現在開催中の企画展「プリズム・ラグ」を見に行ってきました。
 この展覧会のテーマは「虹色」。大山崎山荘美術館は、印象派を代表する画家、モネの「睡蓮」でも有名な美術館ですが、モネや新印象派のシニャックを、目に「見える」色彩を探求した画家としてとらえ、それに対して現代の美術家手塚愛子を「見えない」ものを取り出し、表現する作家として取り上げています。
 印象派や、新印象派は、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫を基本とする絵の具をパレット上で混ぜずにカンヴァスに並置することで、視覚の中で光を混合させ明るい画面を作り出す技法である「筆触分割」を用いて絵を描きました。
 モネは睡蓮の絵をたくさん描いているので、時期によっても違うのでしょうが、展示されていた絵に近づいてよくよく見ると、カンヴァス上の色彩は、各々の虹色に分割されていきます。絵から段々遠ざかると、それぞれの分割されていた色彩が「睡蓮」としてまとまっていく・・・「睡蓮」というタイトルというか「音(名前)」が輪郭を作っていくような感じもあります。普段気づく機会が少ないですが、きっと、私たちが「モノを見る」行為というのはそういったものなのかもしれませんね。見たいモノを形づくるための「音」とか「意図」があって、初めて光の粒が形になって「見える」というようなそんな印象を持ちました。

 一方の手塚愛子さん。私は初めて作品を見ましたが、なかなかに面白かったです。
 彼女は元々は油絵を描いていたのだそうですが、作品として表面上に「見える」画面の下の「見えない」層の部分に「時間の経過」を感じ、それを「見える」形で表現できないか、と考えて織物(布・糸)を使った作品を作るようになったのだそうです。
 一旦「完成」した織物の中から、ある特定の色糸を抜き出してみせたり、抜き出した色糸で新たな刺繍をしてみたり、あるいは、織られたものを糸の状態に解体したりすることで、織物が織られた時間的なプロセスという「見えなかった」部分を露わにする、そんな作品達。
 
 私が最初に感じたのは「ラジオの解体」みたいだな、ということ。小さい頃、ラジオの中がどんな風になっているのか、知りたくて知りたくて、解体しちゃったこと、ないですか?特に男性に思い当たる方が多いかもしれませんが、うまく元に戻せなくて鳴らなくなったラジオを前に途方にくれたり、ばしっとパーツがあるべき場所におさまって、ものすごいほっとしたり、快感だったりした、あんな感じ。彼女は、とっても知りたい、すべてを明らかにしたいという欲求の強い人なのかもしれませんね。そういう意味では、ちょっとだけ「科学」を感じたりもしたのでした。そして、モノを解体するということが、それが形を持って現れた課程(プロセス)、そして、時間を追体験するということなのだ、ということにも改めて気づかされた気がしたのでした。

 彼女が「解体」しているのは、お土産物とか、大量生産の織物で自分で織ったものではありません。一度完成しているものを解体する、そして、それを作品にする、これは、職人の発想ではなくて、まさに、美術家の発想だと思いました。職人さんも、織物を解体することはあるでしょうが、あくまでも、「完成」のための解体です。でも、彼女は違う。解体し、時間のプロセスをあらわにすることそのものへの興味、そして、欲求。そして、強いエゴ。芸術家って「私の興味、欲求」っていう強い個性(イエロー)を持っている人なんだな、という感じがしました。それが形になったものが、まさに「作品」なのでしょうね。
 展示されていた作品を見ると、彼女にとって「無名の他人の織った織物の解体、再構成」が彼女の作品であり、彼女がそれを作品とすることで、無名性に新たな意味が付加され、その人達とのコミュニケーションの手段にもなっているように思えましたが、彼女自身が長い気の遠くなるような時間をかけて織った布を再び解体していく、そんな作品も見てみたいな、とも思ったのでした。

 プリズム・ラグ〜手塚愛子の糸、モネとシニャックの色〜
  アサヒビール 大山崎山荘美術館にて 6月12日(日)まで
[PR]

by sound-resonance | 2011-05-30 20:50 | 観る・読む・聴く | Comments(0)

マリア・カラス

 バラの花には人名のついたものもあって、「マリア・カラス」もそのひとつ。
 マリア・カラス・・・オペラ界屈指のディーバ(歌姫)かつ、やれダイエットに成功して劇的にやせて美人になった、とか大金持ちとの不倫だとか、ゴシップ記事に格好のネタを提供したスキャンダラスな人生でも知られた人です。
 
 「マリア・カラス」はちょっとピンクかかった赤の大輪の花を咲かせる品種ですが、このバラに「マリア・カラス」という名を与えた人はとってもセンスがいいと思います。人の名を冠したバラは数々あれど、こんなに名前と実際の人のイメージが重なり合うバラはない、と思うくらい。

a0155838_19313313.jpg


 マリアカラスの声は、確かに「ソプラノ」なのですが、単に高くて澄んでいるというだけでなくてなんとなく「含み」がある。混じりけというのか、雑味というのかなんというのか。。。その意味では美声ではないのかも、しれない。でも、私はこの声がたまらなくいいと思うし、好きです。その含みの部分が、オペラの女主人公を丸ごと受け入れ、そのそれぞれになりきることのできる豊かな表現を生み出すような気がするのです。
 高音域なのに、暖かみのある声、それが、このマゼンタピンクのバラの色に表現されているような、そんな気がします。おおぶりで、美しく、優しい、そんな感じのする花です。

 もちろんオペラを歌う時の声と普段の話声は発生方法が違うので、違ったものだったと思いますが、普段はどんな声でお話してたんでしょうね。興味津々。
 舞台上の彼女は、背も高いし、自信たっぷりの美女、まさに「姫」っていう感じですが(写真でしか見たことはないけれど・・・)、素顔の彼女は、想像するに、愛されたいという思いが努力を支えるような、繊細な方だったのではないでしょうか。
a0155838_19321538.jpg


 写真は大阪市内の靫公園で撮影しました。他にも綺麗なバラがいっぱいです。よかったら見に行ってみてくださいね。
[PR]

by sound-resonance | 2011-05-26 19:33 | 音・色あれこれ | Comments(0)

すずめとひばり

 一転して、雨ですね。今日は「外ランチ」をあきらめて、屋内でおとなしくしていました(泣)

 「La vie en rose(薔薇色の人生)」というシャンソンがあって、歌手エディットピアフの代表曲と言われています。

 エディットピアフ・・・フランスの国民的シャンソン歌手ですね。彼女は140センチ強のとても小柄な方だったそうで、そこから「ピアフ=(小さな)すずめ」というあだな(芸名)がついたのだそうです。4歳から6歳の間白内障にかかり目が見えなかったそうで、その頃に「音」に対する鋭い感覚が培われたのかもしれませんね。

 「La vie en rose(薔薇色の人生)」〜私の目に映るのは薔薇色の人生〜、歌詞はまさに恋愛現在進行形、幸せ真っ最中、この幸せは永遠に続く・・・みたいな歌詞なのに、なんとなーく「過去形」な匂いがします。「あの頃は永遠に続くと信じていたわ〜、ラララ〜」みたいな。それもそのはず、彼女がこの歌詞を書いた頃、当時の恋人(イヴモンタン)との別れを決意していたのだとか。恋の終わりを予感して、自分から別れを決める、その決意の歌、だったんですね。恋はうつろうもの・・・別れを自分から切り出す女は強いように見えて、実は傷つくことが何より怖く繊細・・・切ないです。でも、真実が表現されているから、これだけ愛される名曲になったのでしょうね。



 恋はうつろい、一つの恋が終わり、また別の恋が始まる・・・実際ピアフは恋多き女性だったようです。最後のだんな様は20歳も年下。満身創痍の彼女を看取った後、彼は支払いを拒否してもかまわない彼女の借金を黙々と返し続け、完済したんだそうです。ピアフさん、とっても魅力的な女性だったんでしょうね・・・

 ところで、日本にも「美空ひばり」という国民的歌手がいますね。ピアフの方が先に生まれているけれど、「ひばり」さんっていう名前、ピアフを意識してたんでしょうかね??
 
[PR]

by sound-resonance | 2011-05-23 21:22 | 音・色あれこれ | Comments(0)

La vie en rose

 いい風の吹くすごしやすい季節ですね。バラが綺麗な季節です。外にいるのが気持ちいいので、時間をみつけてお散歩がてら公園にバラを見に行って、そこでランチをしたりしています。
 
 みなさんは「薔薇色」というとどんな色を思いうかべますか?バラにも、白、黄色、赤、ピンクなどいろんな色がありますが、いわゆる「薔薇色」というと、淡いピンク色を差すそうです。さしずめ、こんな感じの色でしょうか。(もう少し黄色かかった感じかな・・・)
a0155838_84438.jpga0155838_850333.jpg

 













 

 「薔薇色の人生」=「薄いピンク色の人生」いつまでも若々しく楽しい人生。でも、その「楽しい」のニュアンスには、恋多き楽しさという意味あいが濃いような気がします。そして、それがいつまでも永遠に続くことはない、というはかなさをふくんでいるような気がして、ちょっと切ないですね。

 バラの季節もそのうち過ぎ去ります。でも、再び来年がやってくることを信じながら、花の変化を楽しみたいものですね。私も日焼けにめげず、外ランチを楽しみます(笑)
[PR]

by sound-resonance | 2011-05-22 08:44 | 音・色あれこれ | Comments(0)

にゃ〜

 鳥さんシリーズ第3弾!
 インコが「にゃ〜」と鳴いてます。


 猫にちょっかいかけにいってるインコが、ホントに可愛い。インコのしたいがままにさせてる猫も、可愛い。猫とインコってこんなに仲良くなれるんですね〜。
 うーちゃん(インコ)はちゃま(猫)のことがすごく好きなんでしょうね。好きだから真似をする。「にゃ〜」と鳴いて共感を示す。真似っこって親愛と信頼の証なのかも。

 私はこういう「共生」ものが大好きで、海に潜っても「イソギンチャクとクマノミの共生」だとか、「エビとハゼの共生」シーンを見つけると、思わず顔がほころんでしまいます。海の中はタイムリミットがタイトなので、泣く泣く離れますが、もう、ホントに何時間でも見ていたくなります。

 別々の種類の生き物が仲良く共生できる、そんな世界でありますように。
[PR]

by sound-resonance | 2011-05-19 19:24 | 音・色あれこれ | Comments(0)

口笛フクちゃん

 鳥シリーズ第2弾!?
インコの中でも、オカメインコは、人語よりも、口笛の方が得意なんだそうです。オカメインコのフクちゃん、トトロを唄ってます。



 くう、可愛すぎる・・・。かなり個体差があるみたいで、音痴のインコさんもいるみたいですが・・・(笑)フクちゃんは、ものすごく上手ですよね〜。いやあ、びっくりしちゃいました。「上手だね、上手だね!」って誉めてもらいながら、上達していくんだろうなあ。フクちゃん、飼い主さん、可愛い動画をありがとうございます♪
 
[PR]

by sound-resonance | 2011-05-18 19:11 | 音・色あれこれ | Comments(0)

真似っこ鳥さん

 マネシツグミという鳥がいるのだそうで、いろいろな鳥の声を鳴き真似するのだとか。鳥はもちろん犬の鳴き声など他の動物の鳴き真似をすることもあるのだそうです。
マネシツグミ
 鳥ってとっても耳がいいんですね〜。マネ→マネビ=学び。マネをすることは、コミュニケーションの第一歩。鳥も、最初から、うまくさえずれる訳ではありません。周りの音をよく聴いて、真似をする、そこから、コミュニケーションの方法を学びとっていく・・・学び(=真似び)のステップを十分に積んだ先にもしかすると、オリジナリティが花開くのかもしれませんね。

 ちなみにサウンドレゾナンスのサウンドツールの中にも「バードソング(鳥の歌)」があります。主にオリーブグリーン〜グリーン(F#〜F)、ハートのエリアに働きかけていきます。ハートにリラックス感や寛ぎをもたらしてくれます。
 そういえば、来客用にか、スタッフ用かわかりませんが、ある会社で朝に「鳥の声」を流しているところがありました。なかなかすがすがしくて、リラックスできて、いい感じでしたよ。

 「真似」ということでいうと、「人語」を真似する鳥たちもいて・・・こんな動画を見つけました。(ありがとうございます♪)

 おしまベリーさん、セキセイインコにもこんなにおしゃべりの出来る子がいるんですね〜。小さい頃に飼ってたうちのインコ達は全然しゃべらなかった・・・人語の得意な子、そうでない子、個体差がとってもあるみたいですね。1:20あたりの「ハイ、ブイッ、ブイッ、ベリッ」にしばしはまってしまいました。ベリーさん、リズム感、最高!とっても可愛いですよ。

 ところで、今日は満月。5月の満月は格別にエネルギーが強いのだそうです。ちょっとの間でも、お月様を見上げてパワーチャージするといいかもですね。私も、デザートにお団子を食べます(やっぱり食い気・・笑)
 
[PR]

by sound-resonance | 2011-05-17 20:25 | 音・色あれこれ | Comments(0)

薔薇色の嘘

 真っ赤な嘘というけれど。嘘に色があるならば、薔薇色の嘘をつきたいと思う。そう、心掛けている。
 
 荻野アンナさんの「背負い水」の冒頭。「真っ赤」の「赤」は「明らかな」というのと同じ語源。「全くの嘘」という意味ですが、薔薇色の嘘ってどんな嘘なんでしょうね?
 「華やかな嘘」「華麗な嘘」みたいなイメージなのでしょうか?興味のある方は「背負い水」読んでみてくださいね。

 「華やか」さや「華麗」さもいいですが、「ホワイトライ」のような嘘をつかれる相手に対する思い遣りを持ちたいものですね。

 ところで、荻野アンナさんは、ダジャレが大好きなんだそうです。小難しく言うと、同音異義語!?近日中に、色からみた「ダジャレ」について、書いてみたいと思っています。お楽しみに。
[PR]

by sound-resonance | 2011-05-11 22:22 | 音・色あれこれ | Comments(0)

ハートの刻印

 実は私、腕に火傷の跡があります。小さい時の傷なので、普段は特に気にも留めていないのですが、今日病院で注射をしてもらったら、看護士さんに「何の跡?」と聞かれ、「火傷の跡です」と答えると、「ハートの形ですね」と言われちょっと新鮮でした。そんなことを言われたのは初めてです。
 一応女子なので(笑)傷に関しては、気の毒そうに話題に触れられない場合が多いのだけど、ハートの形なんだ〜と思うと、ちょっとうれしい。モノは言いようですね〜。
 その後続けて「宇宙人にも見える・・・」とも言われましたが・・・うーむ、なかなか想像力豊かなお方です(笑)
 私、もしかすると、地球をハートで救うためにやってきた宇宙人なのかも・・・016.gif
 なああんてね041.gif041.gif
[PR]

by sound-resonance | 2011-05-09 19:22 | 音・色あれこれ | Comments(0)

みどりの毎日

 GWも後半に入りましたね。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
5月4日は「みどりの日」でした。私はこの前買った自転車に乗ってホームセンターに行って、土と苗を買ってきて、せっせとハーブを植木鉢に植え込んでいました。次の日も朝起きて、植えた苗がしおれたりしていないか、気になって仕方がなくて、真っ先にチェックして、まだ小さい苗達が風で揺らぎつつも元気にしているのを見て、ほっとしたりして・・・こういう「みどり」とのふれあいもいいものですね。
 
a0155838_20523724.jpg


 さて、「毎日新聞」のいつもはブルーのロゴの部分が「みどりの日」だけ緑色になるの、ご存知でしたか?なかなか粋な計らいですよね。

 毎日成長を楽しみにせっせと水をやっているハーブ達ですが、私の植えたのは、みんな「食べられる」ハーブ。食い気先行です・・・(笑)

 
[PR]

by sound-resonance | 2011-05-06 20:57 | 音・色あれこれ | Comments(0)