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空蝶

ちょっとずつ作りためている蝶々のパーツ。
さて、何を作ろうかな・・・・・??

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by sound-resonance | 2016-01-31 08:46 | オルゴナイト | Comments(0)

カリスマ声とパイプオルガン

中村明一さんの「倍音 音・ことば・身体の文化誌」という本を読んでいます。まだ読みかけなんですが、倍音の説明から始まって、日本人と西洋人の音感覚、言語の違い、音楽の違いについて書かれていてとても面白いです。
日本と西洋の音、音楽の違いについても、追々ご紹介したいと思いますが、倍音にまつわる面白い話題があったので、まずはそちらをご紹介。

私たちがおしゃべりをしたり、歌ったりする時に出している「声」は、単一の周波数から成り立っているのではなくて、いくつもの周波数が重なり合ってできています。サウンドレゾナンスでボイスプリント(声紋)を録っても、たくさんの周波数が複雑にからみあった図が出てきます。たくさんの音の中で、周波数の一番小さなものを「基音」それ以外の音を「倍音」と一般的には呼ぶようです。

さて、その「倍音」には大きくわけて2つの種類があります。
そのひとつが「整数次倍音」と呼ばれるもので、基音の振動数に対して整数倍の関係にあるものを言います。基音+「整数次倍音」の音色は、艶があって、ギラギラした感じの音になるそうです。
2つめが、「非整数次倍音」と呼ばれるもので、基音の整数倍以外の不規則な振動により起きる倍音です。「整数次倍音」の艶があってギラギラした感じの音とは違って、ことらの方は、カサカサ、あるいはヒューヒューした風のような音になります。
そして、「整数次倍音(ギラギラ)」を聞くと、荘厳な雰囲気を感じたり、日常を超えたもの、普遍性、宇宙的なもの、神々しさ、宗教性を感じ、「非整数次倍音(カサカサ)」を聞くと、自然を思い起こさせたり、「シーッ」という声が示すような注意を喚起させたり、情緒性、親密性を感じたりするのだそうです。

有名人でいうと、「整数次倍音(ギラギラ)」の代表が、美空ひばり、浜崎あゆみ(歌手)、黒柳徹子、タモリ(話し声)、「非整数次倍音(カサカサ)」の代表が、森進一、宇多田ヒカル(歌手)、堺正章、ビートたけし(話し声)なんだとか。

残念ながら、美空ひばりさんが活躍されていた頃は私自身はまだ子どもだったので、彼女の偉大さというのはいまいち実感できなかったんですが、現在70代前後のリアル世代の方々には熱狂的なファンも多く、まさに「神」扱い、亡くなられた今でも、カリスマ的な人気を持っている方ですね。
浜崎あゆみさんにしても、モデル、女優時代を経て、歌手になってからは、「女子高生のカリスマ」と呼ばれて、彼女のメイクやファッションを真似る女子高生が続出していました。もっとも今は、カリスマ声から、どちらかというと、人々に親近感を覚えさせる「非整数次倍音」の声の方に移行しているようです。

西洋の楽器は、そのほとんどが「整数次倍音」が発生するように、調整されています。もちろん他の理由もあるのでしょうが、その理由のひとつとして、楽器がまさに「神の美」を民衆に伝える道具として発達してきたということが挙げられるのではないか、なんて思います。神の世界には割り切れなさは存在せず、計算されつくした「美しい」世界でした。整数次倍音の出る楽器の代表といえば、パイプオルガンがあると思いますが、パイプオルガンはまさに、「神」を表現するための楽器だったのです。だから、教会に設置されたし、整数次倍音が出る必要があったのでしょうね。そして、人の声によって表現される「聖歌」についても、少年少女合唱隊、とか、グレゴリアン聖歌、みたいなすんだ美しい声で構成されました。

ところが、それに対して日本の楽器は、というと、わざと「非整数次倍音(カサカサ)」が出るように調整されているんだそうです・・・・
というところで、超眠いので、つづく・・・・(笑)
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by sound-resonance | 2016-01-29 20:27 | 観る・読む・聴く | Comments(0)

こと座家族!?

「プリズム・オブ・リラ」という本を読みました。日本語版は、1992年に発行されているんですが、チャネリングとか宇宙人に関するジャンルではバイブルとも言われている本なのだそうです。

興味のある方は本を読んでいただくとして、ごくおおざっぱにいうと、「大いなるすべて(源)」の一部が、琴座の時空間の「ホワイトホール」を通って7つの波動に分裂した。この場合、ホワイトホールは「プリズム」のような役目を果たしている。ホワイトホールを通って誕生した「創造の礎たち」の意識の一部が、人間型生命体として、琴座とその周辺の近隣の星々に住み始めた。地球人も琴座ファミリーの一員であり、琴座にそのルーツを持っている。地球以外にも、琴座ファミリーの人間型生命体が住んでいる星が存在する、といった感じ。地球以外にも、ベガ、アペックス、シリウス、オリオン、プレアデス、アルクトゥルス、レチクル座ゼータ星といった星で文明が築かれているのだとか。

この話しを「真実」ととらえるか、「寓話」ととらえるかは別として、人間型生命体の発祥の地が「琴座」となっているのは、面白いな、と思います。人間が空を見上げて「琴」と見立てた星達から人間が生まれてきた、というのは、すべての始まりの最小単位が「弦」であり、その振動によって、物質ができているという「ひも理論」にも通じるところがあるような気がします。宇宙を含めて、この地球、私達の周りをとりまくすべての物が音を奏でているという意味で「楽器」であり、私たち自身も「楽器」なのです。私たちは身体の一部分を「叩く」ことでも音を出すことが出来ますが、何よりも「声帯」という素晴らしい楽器(音楽発生装置)を授かりました。そこで作られた音は身体に反響して、素晴らしい音色となって、外に表現されるのです。

琴座には、一等星のひとつベガがあって、この星は、七夕の「織り姫星」としても知られていますね。琴座の中にある星が彦星の方ではなくて、「織り姫」の方だというのも、面白いな、とも思うのです。織り姫=糸を紡ぐ人、ここにも「ひも」を連想させるキーワードが潜んでいますね。

Wikiprdiaによるとこと座の神話はこのようなものだそうです。

「発明の神ヘルメースがライアーを発明し、アポローンが譲り受けて弾いた。この琴はアポローンの息子オルペウスの物となり、オルペウスは有名な音楽家になった。やがてオルペウスは妻エウリュディケーを娶ったが、妻はヘビに噛まれすぐに死んだ。悲しんだオルペウスは冥神ハーデースのところに行き、琴を弾きながら妻を戻してくれるよう頼んだ。ハーデースは琴の調べが大変に美しいのでこれを許可したが、途中決して振り返ってはならないという条件をつけた。帰る途中、もうちょっとというところでオルペウスは思わず後ろを振り向き、妻は冥界に連れ戻され、永遠にいることになり、オルペウスは身を投げて死んだ。(一説には、酒神ディオニューソスの祭りで泥酔した女たちに殺された)琴はそのまま川を流れていたが、ゼウスが拾い、星座とした。」

これって、日本のイザナギ、イザナミの神話にとてもよく似ていますね。ま、イザナギは黄泉の国から逃げ切って、死んだりしませんけどね(笑)いつも、黄泉の国に行くのは、女、なんだよなあ・・・・(笑)

さてさて、「プリズム・オブ・リラ」の方は、宇宙から地球に現在やってきているのは、レチクル座ゼータ星人で、地球人の遺伝子を収集して、混血を作ろうとしているのだが悪意は全くない、とか、地球人を恐怖に陥れるためだけにさらっているのは、「グレイ」と呼ばれる宇宙人なのだ、とか、むむむ??な方向にいくんですが、ひとつ言えるのは、地球外の宇宙人であろうが、地球人であろうが、元々は「大いなるすべて(源)」の一部であるということ。プリズムを通って、分裂して、そんな旅をしているにせよ、元々はひとつなんだということ。そう思えば、腹の立つあの人も、まるっきり理解できないあの人も、「別の旅をしてくれている『自分』」だと思えるかもしれませんよ。
それにしても、宇宙人、ちょっと会ってみたいなああ・・・・・遺伝子収集されるのはやだけどな(笑)
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by sound-resonance | 2016-01-26 21:32 | 観る・読む・聴く | Comments(0)

獅子座の満月

21日に「大寒」を終えたとはいえ、毎日寒い日が続きますね。
年末年始暖かかったので、今シーズンは必要ないかな?と思っていたロング丈のダウンコートを着込んでかろうじて活動している透音でございます・・・・・

さて、今日は満月ですね。10時46分に獅子座の位置で満月を迎えます。
「獅子座」、自分の肉体を使って表現していく感じの星ですね。同じ肉体を使うのでも、牡牛座が肉体を使って「感じる」のに比べて、外に向かって表現していく感じが強いのが獅子座のエネルギーだと思います。

太陽は、水瓶座の位置にあるので、大勢の人の前で、何かを表現してみること、その集大成、みたいな感じなのかもしれません。

一方で、水性と冥王星がコンジャンクションしているので、言葉を伴った表現が満ちてくるのかも。何かあらたまった場所で、物事をきちんと伝える、そんなシーンを助けてくれるかも。ただ、牡羊座の天王星も90度でからんでくるので、何か言いたいことが衝動的にやってきた時、ワンテンポ置いて伝えてみる、そんなところに気をつけてみるといいかもしれませんね。

様々な場面で、そこにかかわる人が主役になれる、そんな一日でありますように。
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by sound-resonance | 2016-01-24 08:18 | 星読み | Comments(0)

ビッグバンの音

宇宙は、始めから今のような存在ではなく、とてつもなく高密度、高温、高圧の固まりだったものが、相転移によって、膨張したところから始まったというビックバンの理論は、宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の発見によって、裏付けのある定説として受け入れられるようになりました。で、宇宙マイクロ波背景放射って何やねん?ってとこなんですが、天文学者マーク・ウィットルさんによると「宇宙には様々な形態の薄い気体が充満しており、かなり混沌としています。気体に力が加わると、気体を媒体として音波が伝播します。音の正体は気体の振動で、気体はそこら中にあるため、それが振動して波を作り出します」ということらしい・・・・・・・。え?宇宙って、真空で「無音」なんじゃないの?と思ったりするところなんですが、ビックバン直後の宇宙には、様々な気体が充満していて、「音波」が伝播する環境があったんですね。
この宇宙マイクロ波背景放射(CMB)は、1965年に初めて検出されたんだそうですが、画像が供給されるようになったのは、1990年代になってからで、2003年にNASA WMAP(ウィルキンソンマイクロ波異方性探査)衛生がCMBの極めて詳細な画像を提供しました。そこからは、CMB内の温度の「ゆらぎ」を確認することができます。温度にゆらぎがあるということは、物質の密度に「ゆらぎ」があるということ、そして、密度にゆらぎがあるということは、重力によって物質の速度の分布にも「ゆらぎ」があるということで、それは、音波に相当するのだということ。すなわち、宇宙は、ビックバン以降様々な音を奏でながら、膨張し、膨張していくうちに、宇宙内の気体の濃度も薄くなり、宇宙の音の響きも変化していきました。

さてさて、その2003年にWMAPから提供された観測データを元に、「ビッグバンの音」をコンピューターで再現した人がいるのだそうです。物理学者のクレーマー教授は、11歳の男の子の自由研究で「ビッグバンの爆発音を聞きたい」というリクエストに応えて、WMAPの観測データから、宇宙の始まりから数十万年の音を早送りにして再現したんだとか。

ビックバンの音
ビッグバンの音その2

宇宙の奏でる音は、「音波」といっても私たちの可聴範囲よりは、はるかに低いので、可聴範囲に変換されたものではありますが、段々音が低くなっていくのは、宇宙が膨張していく様を表しています。

必ずしも私たちの耳に心地よい「音楽」ではないにせよ(笑)、天体も私たちの世界に存在する音楽のように、音を奏でているという「天球の音楽」の考え方もあながち間違えではないような気がします。そうすると、「はじめにことばありき」の神話の世界も、古代の人は直感的に真理を感じ取っていたのかもしれませんね。
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by sound-resonance | 2016-01-22 22:51 | 音色物語 | Comments(0)

音と時間、そして静寂

音には、観察する価値があると思われる、非常に興味深い側面がいくつかある。その一つが持続時間である。音と時間には関係があるということだが、それ以前に音と静寂の間につながりがある。音の持続時間、そして音と静寂との関係はきわめて客観的である。もしある音を歌うか笛で吹くかしているとき、もうこれ以上息を吹き込めなくなると、その音はなくなる。では、音はどこに行くのだろうか?再び静寂に戻るのだ。音は静寂と関係があり、それは重力の法則と似ている。地面から物体をもち上げるにはエネルギーを使わなくてはならず、その高さで物を保持するにはエネルギーを加え続けなくてはならない。そうでないと物は地面に落ちてしまう。音についてもまったく同じことが言え、音を出すにはある程度のエネルギーが必要である。しかし、その後それを出し続けるには、さらにエネルギーを加えなくてはならない。そうでないとそれはどこかに行ってしまい、静寂の中で絶え果ててしまうからだ。それゆえ、音はがっちりと時間とつながっている。それが、音に本当の悲劇的要素を与えているものだろう。音楽となるとなおさらそうなる。音が死に絶えるかもしれないという事実、そしてどの音にもそれ自身の寿命があるという事実だ。

                           ダニエル・バレンボイム
                          (「音楽と人間と宇宙」より引用)

音、あるいは音楽が、時間と静寂と深い関わりを持っているということを示す文章。
音は、音だけがあっても、成立せず、音が消える時間、すなわち静寂があってこそ、存在するもの。
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by sound-resonance | 2016-01-21 19:01 | 音・色あれこれ | Comments(0)

惑星音階と環境音楽

古代ギリシャの人々は、私たちの世界に音楽があるように、宇宙も音楽を奏でていると考えていました。太陽、月、惑星の運行における比率を音楽の一形態としてみる概念は、ピタゴラスが提唱したと言われています。ピタゴラスというと、現在使われている7音階の元となったピタゴラス音律を提唱した(とされている)ことでも、有名ですね。アリストテレスは、「(ピタゴラス学派の人たちは)音階における各音の周波数の割合は数で表現できると考えた。(そして)・・・すべての物は数を手本にしているように見える。自然界すべての中で最初に存在していたのは数のようだ。数の要素はすべての物の要素で、宇宙全体が音階と数であると彼らは仮定した」と説明しているそうです。
そして、その2千年後、天文学者であったケプラーは、「宇宙の調和」という本の中で、「創造主である神が天空での動きを調和させることでその願いを示したように、音階の調和敵システムという壮大な体系を築く」と書いています。惑星と惑星の間は調和的な比率で保たれており、それは「音階」を形成している。そして、は私たちの耳には聞こえないけれど惑星間には「音楽」が存在すると考えられていたのですね。科学技術が発展する中で、このような「天球の音楽」は忘れ去られていきましたが、宇宙が音楽を奏でているという発想そのものはなんだかロマンチックだな、という気がします。

さて、そんなピタゴラスやケプラーなど、古代の人々の考えていた「惑星音階」による音楽が聞ける場所があるそうです。
北海道は札幌駅のJRタワー展望室(タワー・スリー・エイト)。6階のエントランスから、チケット売り場、シャトル・エレベーター、38階の展望室へと続くトータルあ音の流れが演出されているのだとか。

うーん、聞いてみたい・・・・・
北海道かああ、遠いなあ・・・・・・・・
なんて思っていたら、今年の3月26日に、北海道新幹線が開通するらしいですね!
よっしゃ、新幹線に乗って、北海道、行ってみるかっ!と思いきや、どうも、3月に開通するのは、「新青森〜新函館北斗」間だけなのだとか。
うーん、まだまだ遠い北海道、なのでした・・・・

「惑星音階」の音楽のCDは、展望台のショップでも販売しているようです。札幌に行かれる方、透音にお土産に買ってきてたもれ(笑)
米一部のみ、視聴が可能です。聞いてみてくださいね→JRタワー展望室 タワー・スリー・エイト 環境音楽
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by sound-resonance | 2016-01-18 23:22 | 音・色あれこれ | Comments(0)

憧れの!?キャビア飯

壇ふみさん&阿川佐和子さんのエッセイ集「太ったんでないの!?」の中に「最期のキャビア版」というお話があります。国際線のスチュワーデスさんが、お客に出して余ったキャビアを白いご飯に乗せてレモンと醤油をちらりとたらして、裏のパントリーでこっそり食べているらしい、というもの。「こっそり」という秘密感を含めて、その記述がなんとも美味しそうで、でも、キャビアなんて、そもそも普段通っているようなスーパーでは見かけないし、どこで買ったらいいのかわからない、売っててもいかにも高そう、気軽には試せないな、と思っておりました。
が、しかし。
昨年の夏にモンゴルに行った時、泊めてもらった友人宅の朝の食卓に、なんとなんと、ば、ばーん、とキャビアの瓶詰めが乗っかっているではありませんか!!!!

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彼女自身も毎日キャビアを食べているというわけでもないんでしょうが、お客様が来るということで、準備してくださっていたもの。モンゴルはロシアのお隣の国なので、キャビアが日本に比べると比較的気軽に手に入るんですね。
食べてみて、気に入ったら買って帰ったら?という太っ腹な友人のお言葉に甘えて、軽く焼いたフランスパンの上にたっぷりキャビアを乗っけた超優雅な朝ご飯をいただき、日本に帰って俄然白いご飯にキャビアをのっけてみたい衝動を押さえられなくなった私。旅の勢いで、キャビアの瓶詰めをお土産に買って帰りました。
そこから数ヶ月。
やってみました、憧れのキャビア飯!
炊きたてのご飯に「黒いダイヤ」とも呼ばれるグレーかかった黒光りするキャビアをのっけて、ちょうどレモンもあったんで、ぎゅっと絞って、醤油もぽちっとたらして、いざ、出陣!!

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むむ〜!これがキャビア飯か〜!!
黒×白のコントラストが綺麗です。
う、う、うまーい!!
正直なところ、キャビアそのものには、はっきりした味があるというわけではなく、軽い塩味がするだけですが、なんとなーく食感がぷちぷちと楽しい感じ。ま、だからといって、毎日食べたいというわけでもないですが(笑)やってみたかったことが達成できて、なんとなく満足。
市場に普通に売っているので、モンゴルに行く機会があれば、探してみても、いいお土産になるかもですよ。
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by sound-resonance | 2016-01-16 21:27 | モンゴル | Comments(0)

国性爺合戦!

大阪日本橋の国立文楽劇場で新春上演中の「国性爺合戦」を見に行ってきました。
いつも文楽を鑑賞する時は、パンフレットを買って、床本をちらちら見ながら舞台を見ていたりするんですが、今回諸般の事情によりパンフレットが買えず、(チケットだけ持って走って会場入りし、お財布を忘れたんですね・・・(泣))正直なところ、あらすじも知らず、超無防備なまんま、ストーリーを追うことになってしまったんですが、このお話って、ダッタン国と中国(明)、そして、日本を股にかけて展開する国際的なお話しだったんですね〜。

最初の場面は、明の国。皇帝の妃をめぐるダッタン国との争いを明の武将、李蹈天が、自分の目をくりぬいてダッタン国の使者に渡すことで収めたことから、明の皇帝は、妹を李蹈天にやろうとしますが、妹である栴檀(センダン)皇女は拒否します。皇帝は、梅と桜を官女に持たせて闘わせ、梅が勝てば、李蹈天の夫になるよう、皇女に告げ、梅と桜の優雅なのか、ばかばかしいのかよくわからない戦いの最中、ダッタン国の兵が明に攻め入り、皇帝は死んでしまいます。皇女は、小舟に乗って、敵から逃れます。

小舟が流れついたのは、日本。そこで、日本人の母と中国人の父を持つ和藤内という男と出会います。和藤内の父は、元明の役人でした。皇女から明国の危機を聞いた和藤内と、その父鄭芝龍(ていしりゅう)、そして母は、皇女を和藤内の妻、小むつに預けて、3人で中国に向かいます。

目指すは、鄭芝龍の生き別れとなっている娘、錦詳女(きんしょうじょ)の所。錦詳女がダッタン国の将軍、甘輝(かんき)の妻となっていたことから、甘輝の協力を得るためでした。

途中、鄭芝龍と和藤内(と母)は、二手に分かれ、別の道を行くことにしますが、その際に、迷い込んだ竹林で、虎に出会い、その虎を見事手なずけてしまう場面があります。虎は、着ぐるみの人間が演じている(と思われる)んですが、全く怖くなくて、むしろ間が抜けているというのかひょうきんというのか、なかなかコミカルな動きを見せて、観客を笑わせてくれます。とはいえ、和藤内が虎を手なずけるシーンはやっぱり派手で見応えがあって、新春にふさわしい演題なんだろうな、っていう感じ。

さてさて、無事に甘輝の城で合流できた3人は、甘輝に面会を求めますが、あいにく甘輝は、留守。留守を守る錦詳女は楼閣から3人と話すうち、鄭芝龍が生き別れになった実の父親であることを確信します。

この辺りから、舞台は中国、なんですが、お話は俄然日本チックになってきます・・・・・

生き別れになった実の父であることはわかった。でも、錦詳女は、武将の妻。ダッタン国からの強いお達しで、夫の留守中にはいかなる客も城内には入れてはいけない、と言う錦詳女に、和藤内の母(この人は、日本で鄭芝龍と一緒になった人で、錦詳女の実の母ではないようです)が、老いた女の私一人であれば、城内に入ってもよかろうと言う。3人とも歓迎したいのはやまやま、でも、私は武将の妻、揺れる女心の錦詳女・・・・・夫の留守中に勝手に客人(しかも自分の身内)を入れて、夫に迷惑がかかってはいけない・・・・・・悩み悩んで、結局は、和藤内の母に縄をかけるという条件で、一人だけ城内に入ることを許します。

夫である甘輝に話しをしてみて、結果を知らせる合図として、味方になるなら白粉を、味方になれないなら紅を城から長江に続く水の流れに流しましょうと、約束する錦詳女。
和藤内と、父鄭芝龍は、外で待つことにします。

そこへ帰ってきた甘輝。
錦詳女の話を聞いて、お前が俺の手にかかって死ぬというのなら、和藤内達の味方になろう、と言う。
????どういうこと???????
なんで、味方になるのに、錦詳女が死ななければならんのじゃ?????
訳がわからず、とまどう錦詳女に甘輝は、こう言います。
つい今しがた、ダッタン国の皇帝に、和藤内を伐つための軍を率いよと命を受けた。そんな俺が、女(妻)の縁で、和藤内の味方となったとなれば、恥になる。だからお前を殺さねばならん。
甘輝は、錦詳女に刃を向けますが、彼女を殺すことはできません。

結果を知らせる合図として、錦詳女は、川に「紅」を流します。
川の流れをつーと流れる紅のシーンも、このお話の中で印象に残るシーンですね。

紅の知らせを見た和藤内は、激高し、甘輝の城に乗り込みます。
なんでやねん!なんで、味方になれんねん!!と甘輝につめよる和藤内。
女(妻)の縁で、和藤内の味方になったとなれば、恥、妻を殺さねば、味方になれん、でも、妻は殺せない!と言う甘輝。

で、どうなるかというと・・・・・・察しのいい方はおわかりですね・・・・
錦詳女が自害してしまうのです・・・・・・・・
!!!!!!!!
さっき、川を流れてきた「紅」の色は、彼女が自ら流した彼女の血の色でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こ、こ、怖い〜!!!!!!!・・・・・・・・・
さらに、あなただけを行かせないわ、とばかりに、和藤内の母も、後を追うように、自害します。

甘輝は元々は明の武将でした。ダッタン国が明の皇帝を倒し権力を握ったところから、仕方なく、ダッタン国の武将をしていたんでした。
二人の死を無駄にすまい、と甘輝と和藤内は、手を取り合い、ダッタン国を伐つことを誓います。

きらびやかな衣装を着て、舞い踊る二人の男。
しかし、その傍らには、二人の女の死骸・・・・・・
こ、怖い、怖いから!!!
虎のシーンは、新春っぽかかったものの、最後はホラーになっちゃった「国性爺合戦」・・・・・・(笑)

このお話って、江戸時代の初期に、中国人の父と、日本人の母を持ち、明の復興運動を行った鄭成功さんという実在の人物をモチーフにはしていますが、ストーリー自体は、近松門左衛門作の全くのフィクションなのだそうです。「こういうことしたら日本の恥」とか「こんなことしたら、中国の恥」とかっていうせりふが随所に出てきましたが、この「恥の文化」って日本独特のものなんじゃないかなあ、なんて思ったりするのです。
それに、男の沽券保持のために、奥さん死なすなよ、と。いいじゃん、女の縁で、つながっても。喜べよ、あんたの論理、全然納得いかんわ、みたいな。男の人って大変だな、と思いつつ、男のプライドのために殺されたらたまらんな、自立しよう、と思ってしまった私は、西洋化された現代人ってところなんでしょうが、江戸時代の人って、このストーリーに共感していたんでしょうか・・・・・・このラストシーンを見て、共感できる現代人って、どのくらいいるんだろ・・・・案外いたり、する、の、か、な・・・・!???国のへだたりよりも、国内のへだたりの方が怖いような気がする今日この頃の私、なのでした・・・・・

初春文楽公演1月26日まで
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by sound-resonance | 2016-01-14 20:33 | 観る・読む・聴く | Comments(0)

射手座の新月

今日は新月。10時31分に山羊座の位置で新月を迎えます。

山羊座というと、こつこつ努力、マジメ、みたいなイメージ。ちょっと地味目な感じもあって、山羊座本人はあんまり好きじゃないっていう方も多いようですが、その努力が実を結んで着実に何かをモノにしていく、そういった実現力はダントツの星座だったりもします。花より実を取るといった感じもありますね。

今回の新月は、そこに冥王星も寄り添っているので、それがより強調される感じがあるのかな?とも思います。今までこつこつと努力してきたこと、伝統的なことを見直して、より細かいことを見落としていないかチェックしてみると次のステージが用意されているのかも!?

最近星占いの出生図を見ていると、つくづくしみじみいろんなパターンがあるなああ、と思ったりします。サウンドレゾナンスは色の帯が連続しているので、「連なり」の方が強調されているけれど、星占いの場合は、独立した天体の配置を見るので、余計にその人それぞれの「違い」みたいなものが強調されてくるような感じ。同じ日に生まれていたとしても、微妙に星の度数が違っていたりすると、それは2者2様の違った配置図になります。
人はついつ自分の考え方、行動パターンを基準に人を判断したりしますが、人それぞれに持っている背景がこれほど違うと思うと、人それぞれの行動パターンがあるのは当たり前だな、と思ったりします。そう思うと普段腹の立つ人のパターン、癖やなんかにも冷静になれそうですね。
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by sound-resonance | 2016-01-10 10:30 | 星読み | Comments(0)