赤と緑

旅先で、暇つぶしに読める本があればいいのに、と思ったところに見つけた古本屋さんで偶然出会った本。宇宙の起源から生命体が発生し、人類が誕生するまでの壮大なお話の中に色彩についてのお話がありました。

うまく要約できないので、興味のある方は本を読んでみていただきたいのですが、ざっくりいうと、生命体のごくごく初期段階に、「光合成」と「呼吸」というごく優れた2つのメカニズムが出現した。この2つのメカニズムの「祖先」は同一のもので、光合成は葉緑素、呼吸はヘモグロビンが担っているが、この2つの分子はほぼ同じ構造である。ところで、色素というのは、移動しやすい電子を持った分子で、生命構造に不可欠な鎖状分子の形成を促進する働きをする。色素が行う精妙な化学作用はほんのわずかのエネルギーしか必要としない。ヘモグロビンや葉緑素が赤や緑をしているのにはそのような理由がある。

色素は移動しやすいという特性によって、光子を吸収し、ある特定のスペクトルを反射(復元)することで、物質に色を与えていますが、同時に生命体が生命体であるために不可欠な構造を与えているのもまた色素なんですね。

植物は二酸化炭素を吸収し、光合成を行い、酸素を排出して生きています。私たち人間を含む動物は、酸素を吸収し、呼吸を行い、二酸化炭素を排出して生きています。この対になった同じ祖先をもつ二つの生命体の要となっているのが、葉緑素と、ヘモグロビンです。葉緑素は緑色、ヘモグロビンは赤色。緑と赤は補色関係で、ここでもこのふたつの分子が対であることを表しているように思えます。

色は、極めて合理的で効率的な生命の仕組みの現れでもありました。生物の世界は単色ではありえなかった。生命のあふれる地球に美しい色彩があふれているのも、また、必然なのです。

「世界でいちばん美しい物語」ちくま文庫(2006年)


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# by sound-resonance | 2017-11-26 20:38 | 観る・読む・聴く | Comments(0)

ブラック・フライデー

とあるセレクトショップから届いたセールのお知らせ。「ブラックフライデー」とあります。そういえば、街中でもそんな単語の踊るポスターを見たような、そうでないような・・・・何?ブラックフライデーって、何?ということで、ちょっと調べてみると、アメリカの感謝祭の次の日のセールのことをこういうようですね。

感謝祭は、11月の第4木曜日。その次の日の金曜日は、感謝祭のための在庫一掃も兼ねたセールが開催され、街に人があふれかえるんだそうです。ウィキペディアによると、最初の名付け親はフィラデルフィアの警官で、街に人がごったがえし、仕事が増えるから「ブラック」な「フライデー」だというどちらかというとネガティブな意味だったのだとか。今は、「ブラック」を黒字の出る日、という風に解釈して、店舗側もこのネーミングを使うようになったようです。

というわけで、感謝祭をお祝いしない日本には何の関係もない単語なんですが、クリスマスを含めた年末直前の一番売り上げの落ち込むこの時期を盛り上げようということで、日本でも「ブラックフライデー」というセールを行うようになったのだとか。

アメリカでは、感謝祭が祝日なので、土日の狭間の「ブラックフライデー」もお休みになることも多いようですが、日本ではお休みでもないし、うーむ、このイベント、定着するのかしら・・・・ま、なんだかんだいって、ハロウィンも仮装の日として定着しつつあるし、そのうち、日本的に都合のいい日に移動しちゃったりして、元ネタがなんだったのか、訳がわかんなくなっちゃったりするのかもしれないですね(笑)


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# by sound-resonance | 2017-11-24 23:08 | 音・色あれこれ | Comments(0)

ずんだポテトパイ

ばたばたしているうちに、もう11月も後半、早いですね・・・・急激に寒くなって、紅葉もようやく色づき始めました。

仙台で見つけたおやつ。
サツマイモを使ったスイーツでおなじみ?のらぽっぽさんの「ずんだポテトパイ」東北限定だそうです。
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仙台というと、綺麗な緑色をした枝豆餡をまぶした「ずんだ餅」が有名ですが、個人的には枝豆の青臭さが甘さとマッチしていないような気がして、あまり得意ではありません。枝豆というと、やっぱり、塩ゆでして、ビールのお供かな、みたいな(笑)
でも、このパイは、さつまいもとのコンビでそんなに青臭さを感じず美味しく食べることができました。

枝豆が丸ごと残っている感じがいいのかも。

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仙台、金華山ももう遠い昔のように感じてしまいますが、まだ今月の話なんだなあ。今年も残すところ一ヶ月強となりましたが、一日一日を大切に過ごしていきたいものですね。
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# by sound-resonance | 2017-11-23 17:28 | おやつ・チョコレート | Comments(0)

イメージの力

先日ゲームにはまっている(いた)という話を書きました。データ容量を使い切るほど強迫的に熱中していた時期は過ぎてちょっとずつ熱も冷め落ち着きつつあるんですが、それでもなんとなくちょっと時間があると、ゲームのページを開いてみたりする日々を送っております。
ゲームの種類によって、様々な世界が展開するゲームの世界。ダンジョンを探検して、ドラゴンを倒して、サファイヤやダイヤモンドをゲットしたり、大海原に繰り出してお魚を釣ってコレクションしたり、ということを家の中にいながらにして、ソファに座りっぱなしでも、手さえ動かしていればできちゃう世界。2次元の世界だと頭ではわかっていても、ダイヤモンドをゲットするとうれしいし、落とし穴に落ちると悲しいし、確実にリアルな感情は動いているわけで、「現実には目の前にないもの」を「あるかのように感じる」ことができる、そして楽しむことができる、そういった想像力(創造力)というのは、人ならではの能力だな、と思ったりします。

絵を書いたり、計算したり、様々な芸を見せる動物達が、それを「楽しんでいる」のかというと、そうではない可能性が高い、その後にもらえるご褒美(餌)がないと、彼らはおそらく「動かない」わけで、もちろん人と動物との信頼関係あってこそのこと、餌だけじゃないんだよ、という反論はあるでしょうが、彼らの最終的な目的というのはサバイバル(生存欲求)から出ている可能性の方が大きいのではないかと思います。

私の場合も、ゲームの世界にふれることになったきっかけが「ポイント」なので、極めて動物的、サバイバル的であって、ある意味芸をする動物達と変わらないわけですが(笑)、例えばポイントという「餌」がなくても、時間を費やして小説を読み、音楽を聴きという中で、想像力(創造力)は無限の世界へと羽ばたいているわけです。

そういった想像力(創造力)のおかげで、人間は文明を築き、発展をとげてきました。今やメールやインターネット等で瞬時に世界各国に自分の意思を伝えたり、得たい情報をゲットできる時代となっています。

想像力は何かを生み出す大きな力ですが、その力で何かを「殺して」しまうこともまた、できるわけです。

昔読んだ山岸凉子さんのマンガの中に、古代エジプトを舞台にした作品がありました。細かい部分は忘れてしまったんですが、石の名前を持つ地味な姉と、花の名前を持つ美しい妹の話。しっかり者の姉に対して、妹はほとんど白痴状態で、一見姉が妹を養っているようにみえますが、実は姉は妹の「イメージの力」を糧に生活しているという話。二人はペアで仕事をしていて、例えば怪我人が出ると、その家に呼ばれ、「治療」をします。妹の方は決して自覚的に自分の持てる力をコントロールできているわけではないので、姉のコントロールが必要なわけですが、妹が、怪我人の血が止まる場面を「イメージ」すると実際に血は止まり、治療が完了するわけです。

そうやって、姉と妹は持ちつ持たれつで生活していますが、ある時妹は、何がきっかけだったか忘れてしまいましたが、捕らえられ、自らの死をイメージしたことで、実際に死んでしまうのです。

イメージする力は、何かを生み出す力にもなれば、何かを滅する力にもなるんですね。

今日は新月の日。前回の記事にも書きましたが、さそり座の新月で、自分の信じるものを人に伝えていく始まりになりような新月でもあります。もし何か伝えたいこと、広げたいことがあってもそれがなかなか広がらない、伝わらないと思っている方がいらっしゃれば、それを止めている何らかの思考がないか、自分の中のイメージがないか、探ってみるのもいいかもしれませんね。イメージの力って、自分が思っているよりも大きい存在かもしれませんよ。


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# by sound-resonance | 2017-11-18 18:24 | 観る・読む・聴く | Comments(0)

さそり座の新月

あれよあれよといううちに今年も残すところ1ヶ月強となってしまいましたが、みなさまいかがお過ごしですか?秋晴れの気持ちいい日もあれば、雨で一日家にこもっていたくなる日もあり、気候も安定しませんね、くれぐれも体調には気をつけてお過ごしくださいね。

さて、今日は新月のお話。次の新月は11月18日(土)、20時42分ごろさそり座の位置で新月を迎えます。

サビアンシンボルとしては「行進している軍楽隊」というものになります。
唐突ですが、みなさんにとってさそり座ってどんなイメージがありますか?内に秘めているので、なかなかわかりにくいんですが、実は仲間意識のとても強い星座でもあるんですね。蟹座やなんかも仲間意識は強いんですが、蟹座が「家族」みたいな単位に集約されていくのに対して、さそり座さんはもうちょっと広く「仲間」、という感覚。その結束感は半端ない感じがあります。今やテレビで大活躍のマツコデラックスさんが太陽がさそり座なんですが、言われてみてなるほどな、と思いました。口の固い感じ、仲間の秘密は守ります、みたいな感じ、なので、相談に乗ってもらいやすい、もらいたいタレントさんっていう感じがさそり座っぽいですね(笑)

さて、サビアンシンボルの方ですが、「軍」=兵隊さん、戦う兵士、生きるか死ぬかのサバイバル感というのか、死と隣り合わせの場所にいる感じっていうのが、いかにもさそり座っぽいな、とも思うんですが、その兵隊さんの楽隊、ということで、音を奏でている、外に向かって音を出しているというところがこのシンボルの特徴になります。音を介して外側に何かが伝わっている、伝えている、そんな感じ。それが例えばちんどん屋さんみたいなポップな感じ、軽さではなく、「軍楽隊」というところが、いかにもさそり座っぽい。もっと熱があるというか、真剣というか、それがその人の生き方、信念にまでなっているような強い思いを人に伝えていくといった感じがあります。

新月は新しいことに取り組むのによいタイミングなので、何かしら自分が人に伝えたいと強く思っていることをアピールしていく、伝えていくきっかけになるような新月かもしれません。

サビアンシンボルというのは面白くて、透視能力者に星座の名前と角度を書いたカードを見せて、そこから浮かぶイメージを言葉にしてもらったもので、透視能力者はひとつひとつのイメージをランダムに答えただけであって、例えば各星座の角度に共通するキーワードを最初からイメージしていたわけではありません。でも、全体を見渡してみると、星座ごとに共通するキーワードが隠れていたり、各星座に共通する角度に同じキーワードが隠れていたりして、そういったものを発見するのも、サビアンシンボルの楽しいところでもあります。角度に共通するキーワードに関しては、満月の方がわかりやすいので、そのお話はまた満月の時に。



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# by sound-resonance | 2017-11-16 20:27 | 星読み | Comments(0)