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ボンクリに行ってきた! その2

さて、前回の続きです。9月24日に東京芸術劇場で、開催された「ボンクリ」というフェスティバルのお話。

フェスティバルの最後にはスペシャルコンサート(有料)がありました。いろいろと面白い曲があったんですが、前回話題にしたアルヴィン・ルシエさんの「Sizzles」という曲がとてもユニークでした。

東京芸術劇場のコンサートホールには立派なパイプオルガンがあるんですが、そのパイプオルガンを使った音楽。といっても、主役はパイプオルガンではありません。パイプオルガンの前に、大太鼓、小太鼓等々の打楽器が置かれていて、その膜面に「豆」がまかれます。パイプオルガン奏者が登場し、オルガンの低重音を奏でます。その低重音によって、打楽器の膜面が共鳴し、「豆」が膜面の上で踊ります。その音をマイクで集めて、楽しんじゃおうというのが、この曲のコンセプト。すなわち、演奏者は「豆」ってことになるんでしょうか・・・・まあ、豆本人(達)は演奏しているつもりはさらさらないでしょうが・・・(笑)

パイプオルガンの位置が高いので、私たち(聴衆)には豆の様子はわかりません。打楽器の横に係の方が立っていて、豆が動く度に手を上げるので、「あ、豆反応したんだな」とわかる程度。ぶっちゃけ、パイプオルガンの音の方が目立っていて、「豆が演奏した音」がどれなのかも、よく判別できない・・・・(笑)なんだか微妙な気分になる、でも面白い音楽でした。

いやはや、私、パイプオルガンの演奏をちゃんと聞いたことがなくて、常日頃聞いてみたいものだと思っていたんですが、コンサートホールデビューが豆の手助けの音だなんて・・・・・まあ、でも、これはこれでとてつもなく忘れようもない想い出にはなりましたよ(笑)

事前に大掛かりな予行演習(実験)がされて、打楽器が最も共鳴する位置や、豆の種類、パイプオルガンの音の重ね方やなんかが念入りに検証されて本番を迎えたらしいですが、予行演習の時は、聴衆が入っていなかったので、豆が音を奏でるのかどうか、ドキドキだったそうです。無事、音楽が成立して、よかった、よかった。

あと、興味深かったのは、坂本龍一さんの「Cantus Omnibus Unus」という曲。というのか、この曲のライブ・リミックス。この曲そのものは悲しげなとても美しい曲で、東京混成合唱団のコーラスがとても素敵だったんですが、その生のコーラスの録音を使ったライブリミックスがその場で演奏?されたのが面白かったです。ギタリストと、トランぺッターと、アップルのコンピュータの前に2人とアーティスティック・ディレクターの藤倉さん。こういう場面をコンサートホールで見たのは初めてかも。

もうひとつ、いいな、と思ったのが、コンサートホールに入れない未就学の子ども達のための部屋が用意されていたこと。この部屋にはコンサートの様子が同時中継されていて、出入り自由だったみたいです。その名も「スクリームの部屋」、叫んでもよいお部屋(笑)。ここでは、子ども達が音楽を聞いて感じた感情を率直に表現してOKなんですね。

昨今、親子のために様々な場が開放される傾向があって、それはよい部分もあるけれど、大人としてのルールを守れる人のみに許された場所というのが残ってほしいな、と正直なところ思ってもいました。「スクリームの部屋」みたいに、お互いが気持ちよくあれる配慮、が広がっていくと素敵ですね。


# by sound-resonance | 2018-10-13 15:14 | 観る・読む・聴く

ボンクリに行ってきた!

最近なかなかブログをアップすることができず記事の更新が減ってしまっているのですが、今日は久しぶりに音関係の話題、先日行ったイベント&コンサートのことを書きたいと思います。

といっても、9月のイベントの話なんですが・・・・もう10月ですね、遅すぎ。
まあ、でも、せっかくなので・・・

9月24日に開催された「ボンクリ」というフェスティバル&コンサートに行ってきました。「ボンクリ」とは「ボーン・クリエイティブ」=「人間は皆、生まれつきクリエイティブだ」という意味で、アーティスティック・ディレクターの作曲家、藤倉大さんが集めた「世界中の新しい音」が楽しめるイベントです。

会場の東京芸術劇場のあちこちで、一日中ミニコンサートやワークショップが開催されていました。ワークショップは、事前申し込み制ということで、私は参加はしなかったんですが、中の様子が中継されていて、モニターで見学することもできました。

「電子音楽の部屋」というのもあって、そこは入退場自由で、一日中いろいろな「電子音楽」が流れているお部屋で、マットが敷いてあるので、靴を脱げばそこに上がってくつろぎながら、電子音楽を楽しむことができるんですが、いやはや、私、初めてまとめて「電子音楽」というものを聞いたような気がします。

中でも圧巻だったのが、ベルナール・パルメジャーニさんの「世界の創造」という曲。3部構成で全部で72分44秒ある大曲なんですが、私全部聞いてしまいました。暇ですね・・・・(笑)なんというのか・・・・ビックバンから、真空の世界に異変が起きて生物が生まれて、それが連鎖して、「現実」が生み出される、みたいな、なんかそんな感じ?世界の創造というよりも、宇宙の創造、という感じの音楽。宇宙が生まれた頃に、どんな音が奏でられていたのかは知るよしもありませんが、本当にこんな「音」がしていたのかもしれません。

参加はできませんでしたが、モニターで見ていて面白いな、と思ったのが「ルシエの部屋」。ルシエというと、「これも音楽なの!??」みたいなイベントを「音楽なんだよ!」と提示する実験音楽の創始者、みたいな人らしいんですが、この部屋では、マイクで拾った人の「声」が部屋に反響して、反響した音をまたマイクが拾って、という繰り返しの中で、「声」の「音」が変わっていく、その響きを楽しむといった「音楽」が「演奏」されておりました。演奏者はマイクに向かって定型の文章を読み上げるんですが、その言語は何語であってもかまわないんだそうです。通常は英語で「演奏」されるところ、今回は「日本語」で演奏されていました。(最後は英語の演奏もありましたが)
「ルシエの部屋」の講師曰く、私たちが「音」を聞くという行為は、すなわち「空間」を聞くということなのだ、とのこと。なるほど。

今回のフェスティバルでは、もうひとつルシエさん作曲?の面白い曲を聴くことができましたが、つづきは、次回につづく♪


# by sound-resonance | 2018-10-10 20:10 | 観る・読む・聴く

天秤座の新月

いやはやいやはや、もう10月ですね〜、台風がきていっきょに涼しくなったかと思えば暑かったりと、もうなんだか何を着ればいいのか訳がわかりません。薄着をして寒いと言ってみたり、厚着をして暑いといってみたり、いろいろです。とはいえ、季節的には1年の中でもいい感じの気候になってくるので、精一杯楽しみたいものですね。

さてさて、今日は新月の話題です。今度の新月は、10月9日12時47分ごろ、天秤座の位置で迎えます。

サビアンシンボルとしては、天秤座の16度「流されてしまった船着き場」というものになります。

天秤座というと、12星座の旅の前半の締めくくり、乙女座で個人の確立を終えたあと迎える最初の星座。自分以外の他人との遭遇、コミュニケーションが始まっていく星座です。他人を介して自分を知っていくことになるのですが、ここでは、天秤座のピーク15度を超えた16度であるところがポイントだと思います。天秤座のピークを超えて、反対側の星座、すなわち牡羊座の「個の誕生」の要素がほんのり入ってくるのです。

このサビアンシンボルでは、船着き場は流されてしまっています。船を結んでいたいかりももうありません。船は河の流れに身をゆだねて流されていくしかないのです。ここれは、河の流れは人間関係や人とのコミュニケーションを差しています。様々な人間関係の中で流され、もまれながらも、自分がその河そのものではなく、一個の船であるという自覚が出てくる、そんな感じです。

今回の新月をきっかけに、もしかすると、今までとは桁違いの人間関係の波の中に投げ込まれたような感じを体験する方もいらっしゃるかもしれませんね。時には、これまでの伝統や、古い考え方にはばまれて、その新しい人間関係に対する疑問や懸念が出てくるかもしれませんが、最終判断は自分で行うことが大切かもしれません。そして、決して波の一部として溶け込んでしまわないこと。あなたはあなたという確固としたひとつの「船」なのです。

周囲の人間関係が変わらない、煮詰まっている、という方は、思い切って新しいことを始めてみるのもいいかもしれませんね。これまでやりたいとか興味がありつつなかなかできず心の中で温めていたことを外に出してみるのもいいかもしれません。どちらにしても、一人で始めるよりも、グループに入るとか、グループを募るとか人の中に飛び込んでいくことが吉な感じです。

8日が体育の日で、今日から三連休という方も多いかもしれませんね。運動会というところも多いのかも。台風がこないで無事に行事が終わるとよいですね。みなさまにとって、素敵な三連休でありますように。


# by sound-resonance | 2018-10-06 11:53 | 星読み

牡羊座の満月

いやはや、なんだかうかうかしているうちに、早くも9月も終わりに近づいてきましたね。例年9月はまだまだ夏日であることが多いので、今年も暑さを覚悟していましたが、そうでもなく、涼しいのはいいんですが、台風や大雨など、気候が安定しませんね。引き続き体調にはくれぐれも気をつけてお過ごしくださいね。

さて、すっかり出遅れてしまいましたが、昨日は満月でした。関西は曇りがちで、雲の合間からぼんやりとお月様が見えるか、見えないか、みたいな感じだったんですが、東京の方では、綺麗なお月様が見れたとか。お団子を食べた方もいらっしゃったかもしれませんね。

さてさて、昨日の満月は牡羊座の満月でした。サビアンシンボルとしては、牡羊座の2度「グループを楽しませているコメディアン」というものになります。牡羊座は12星座の一番最初の星座で、若々しさ、フレッシュさが持ち味ですが、その中でも、2度は生まれたての純粋さが強く出ている感じですね。まだまだ生まれたてなので、環境にどう対応していいのかわからず、とりあえず意味もわからず周りの人の真似をしてみている、そんな感じのシンボル。意味がわかっていないものだから、とんちんかんな場面で、とんちんかんな真似、振る舞いをして、周囲の人がそれをみてくすりと笑っている、なんだかそんな感じです。赤ちゃんが大人の言葉を舌足らずの口調で真似しているようなそんな雰囲気。周囲の大人達も失笑ではなく、ほほえましく見ているようなそんな感じがします。

ちなみに、太陽の方は天秤座の2度「六番目の部族の光が七番目のものに変質する」というものになります。目の前に現れたものを素直に受け取り、受け取ることで自分が変容していくような、そんなシンボルになります。
これらのシンボルに共通しているのは「素直さ・純粋さ」ではないかと思います。これまで、周囲の環境から受け取るものに対して素直な気持ちで接していた方にとっては、昨日の満月は集大成のような日だったかもしれません。満月の日に何かしら一見受け入れがたいと思えるような周囲からの反応や言動を受け取った方がもしいらっしゃったら、純粋な気持ちでそれをひとまず素直に受け取ってみるといいかもしれませんよ。周囲の人は決してあなたのことを鼻で笑ったりはしていません。あなたに向けられた笑顔は、あなたへの愛から発せられた笑顔なのです。

ここから、次の新月に向かっては、整理整頓の時期です。わだかまりやしこりを純粋さ、素直さで受け止めて、素敵な新月を迎えることができますように。


# by sound-resonance | 2018-09-26 20:10 | 星読み

胡粉ネイル!

「胡粉ネイル」にはまっています。去年辺りから注目してはいたものの、京都に行かないと買えないと思い込んでいたせいもあって、実際に手に入れるまでにちょっと時間がかかったんですが、大阪でも買えることがわかってから、どんどん数が増えていっております(笑)
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「胡粉ネイル」については以前にも少し記事に書いたことがあるんですが、京都の日本画の絵の具屋さんが出しているマニキュアで、日本の伝統的な顔料である「胡粉」をベースに作られていて、従来のマニキュアのようなつんとした匂いがありません。綺麗な手元に憧れがありつつも、塗った時のあの匂いと、爪の圧迫感が苦手で、サンダルをはく季節にかろうじてペディキュアをする程度だった私も、久しぶりに手足の爪を同じ色のネイルで彩ってみたりしています。

マニキュアをする、ペディキュアをするって、なんだか女子っぽくていいですね・・・・、塗っている間はネイルに集中する、手足のケアに集中していると他に何もできない感じ、その無防備な感じがとても女子っぽい。胡粉ネイルはすぐに乾くのも特徴なんですが、1、2分のことであっても、乾燥させる時に手をひらひらとふってみるのも、なんだか女子な感じ(笑)ちなみに、オフする時には消毒用のアルコールで拭く(専用の除光液あり)んですが、お湯の中で皮膜をはがすようにオフする方法もあって、ゆっくりと時間をかけて、お湯の中でネイルを落とすのも、なんとはなしに贅沢な時間です。

ペディキュアは濃い色の方が可愛いので、思い切って「艶紅」という真っ赤なネイルを塗ってみました。(一番右端の瓶です)
舞妓さんの口紅の色。真っ赤な中に金属チックな光沢がありまして、手足お揃いで「艶紅」を塗ってみると、なんだか大人の女性になった気分になれます。というか、十分大人の年齢なんですけどね・・・・(笑)爪の色ひとつで、気分がこんなにも変わる、これも女子の特権でありましょう・・・・

ラメ入りのネイルを重ねたり、いろいろと試してみたいな、どんどん本数が増えていきそうだな〜(笑)と思いつつ、王道の「艶紅」が似合う女子でありたいな、とも思う私でございました。


# by sound-resonance | 2018-09-12 20:51 | 音・色あれこれ