白くま、黄くま

毎日暑いですね!

蝉の声も暑さを盛り上げています。鳴き声がうっとおしいし、見た目もグロテスクだし、と毛嫌いされちゃう傾向がありますが、以前試しに蝉の声のボイスプリントをとってみたところ、マゼンタの領域が強く出て驚いたことがあります。蝉の声は、もちろん子孫繁栄のためでもあるんですが、もうちょっと広い愛の歌なんですね。
長い間土の中にいて、ほんの2週間程度の間しか地上にいれない、その間に愛の歌を精一杯歌っているのだと思うと、ちょっと切なくなり、頑張っておくれ、という気持ちにもなります。とはいえ、朝一で蝉の声を聞くと、うげっとはなりますけどね(笑)

外は暑いとはいっても、冷たいものばかり食べていると身体が冷えてしまうので、なるべく冷たいものは食べないようにしているんですが、ついついコンビニでかき氷を買ってしまって以来、気づけば1週間かき氷を食べ続けてしまいました。だめじゃん・・・・

暑い時期は、濃厚なクリーム系よりしゃりしゃりの氷系の方が美味しいですね〜。鹿児島発祥のかき氷、「しろくま」。コンデンスミルク味に、角切りのフルーツや豆類を乗っけたものを「しろくま」と呼んでいるみたいです。

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なんで「しろくま」かっていうと、練乳をかけた白い氷に乗っけたレーズンなどのフルーツを上から見たらクマの顔に見えたから、とか、練乳の缶にシロクマが描いてあったから、とか諸説あるそうです。

右側のはマンゴー味で、「黄くま」というらしい。
これはコンビニのスイーツなので、「しろくま」も「黄くま」もフルーツの乗っかり方がしょぼいですけどね。鹿児島にしろくま、食べに行きたいなあ〜。

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# by sound-resonance | 2017-08-01 21:35 | 音・色あれこれ | Comments(0)

黄泉の花 その2

先日「黄泉の花」という舞踏を観た、という話を書きました。

ウィキペディアによると、黄泉というのは、「よみ」という音に漢語の「黄泉」という漢字を合わせたものなのだそうです。黄泉の「黄」は、五行のうちの「土」を表していて、古代の中国人は、死者の世界が地下にあると考えていたことから、土の下=地下=死者の国となったそうです。

これも、ウィキペディア情報で恐縮ですが、西洋的なダンス、例えばバレエ、が、ピルエット・跳躍などのテクニックにより天上界を志向するのに対して、舞踏は、床や地面へのこだわり、蟹股、低く曲げた腰などによって下界を志向するとありました。

思えば、このように「下界、地面(土)」にこだわる舞踏が、土蔵の中で展開するというのは、とても興味深いです。

土蔵は、元々モノを収納するための倉庫、その季節、その時期には必要のないモノをしまっておくための収納庫で、人の生活する場所ではありません。窓のない入り口以外に外との接点がない閉鎖空間。悪さをした時に罰として閉じ込められる場所。幸か不幸か私は土蔵に閉じ込められたという経験はありませんが(そもそも土蔵のあるような家って限られますよね・・・)、押し入れの中に潜り込むのはけっこう好きでした(笑)狭い場所に閉じ込められるというのは、恐怖と共に、どこか安心感もあったりしませんか?
土で作られた蔵、その狭い空間、閉じられた空間は胎内回帰を疑似体験できる場所でもあるのかもしれません。そんな場所で、土、地面を志向する舞踏を見ることは、胎内回帰、胎内巡りを踊り手と観客が共にすること、かもしれません。

そう思うと、「黄泉の花」という演目も意味深に思えてきます。土蔵で、「黄泉の花」という舞踏を見るということ。それは、死と再生の通過儀礼そのものなのかもしれません。


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# by sound-resonance | 2017-07-30 22:12 | 観る・読む・聴く | Comments(0)

黄泉の花

京都にある舞踏館で「黄泉の花」という舞踏を見てきました。

舞踏館とは、2016年に京都にオープンした舞踏専用の劇場。日本発祥の前衛的な舞踊である「舞踏」は、その独特な様式から、海外でも「BUTOH」として知られていて、見たいというニーズは高いものの、そのニーズに応えるだけの公演数がなかなかなく、見たい人が見れないという状況があったのだそうです。そんな状況を解消し、コンスタントに舞踏を上演し、「京都に行けば『舞踏』が見れる」という状況を作ろうということでオープンしたのが舞踏館です。江戸時代後期に建造され、蛤御門の変の災禍をかいくぐったという歴史のある土蔵がそのまま劇場として利用されています。舞踏専用の劇場というのは、世界でもここだけなのだとか。

元々土蔵というこの劇場。席数がなんと8席!1回の公演を8人しか見ることができません。ステージがあるわけではなく、目の前で舞踏が展開されるまさに濃密な空間で、舞踏を体感することができる希有な劇場です。

私が見た時には、8人中6人までが外国の方でした。お話しなかったので定かではありませんが、おそらく観光客の方でしょうね。さすが国際的観光都市、京都。「BUTOH」の世界的な知名度も感じました。というか、むしろ日本発祥のダンスでありながら、外国での方が有名なのかもしれませんね。

私も舞踏については、以前から薄々は知っていたものの、生で見たのは初めてでした。というか、舞踏ってちょっと怖いイメージがあって、敬遠気味だった・・・・というのは、最初に見た舞踏がトラウマになっていたから。

私が最初に舞踏というダンスを意識したのは、映画でした。もう20年以上前になるかと思いますが、浅野忠信さん主演の「ねじ式」という映画の中で、主人公が見る悪夢の中に、確か暗黒舞踏のアスベスト館の舞踏が出てきたんです。その舞踏が、まさに悪夢。悪夢なんだから、観客に悪夢を感じさせるまさに秀逸なダンスだった訳ですが、そのダンスが秀逸すぎて、悪夢すぎて、なんだかもう、舞踏そのものが悪夢、トラウマになってしまったんでした・・・・まあ、「ねじ式」自体も、アングラの代表みたいなシュールなお話だし、ちょっとトラウマになりそうな内容ではあるんですが(浅野忠信さん、かっこいい!みたいなミーハーな気分で見にいくと偉い目にあう映画ではありました(笑))、その中に出てきた悪夢としての舞踏は、まさに悪夢。ま、出会いが悪かった!?ですね・・・・(笑)

というわけで、なんとなく敬遠してきた舞踏だったんですが、20年の時を経て、生鑑賞、土蔵の中の、至近距離の間近すぎる「体験」とも言える鑑賞に至ったわけでございます。

ストーリーがフライヤーやなんかに書いてあるわけではないので、明確なストーリーが設定されているのかも定かではないんですが、演じ手は2人いて、お能の「ワキ」のような役目の方が最初に外から土蔵の中にお鈴を鳴らしながら入ってきます。

白い着物を着た彼女が、土蔵の片隅に座り込んで動かなくなると、メインの踊り手である由良部正美さんが登場します。

舞踏は白塗り、剃髪でなければならないと必ず決まっているわけではないようですが、白塗り、剃髪、の定番?スタイル。衣装は赤と黒、もしくは限りなく黒に近いブルー。

こう・・・あえてストーリーを想像して説明しようとすると、白い着物を着た彼女の魂が抜け出て、最初はとまどい、さまよい、苦しむけれど、じょじょにその暗さに慣れ、「道」を見いだして、突き進んでいくと、そこに「泉」があって、どんどん無邪気になって、歓喜し、遊び戯れる、みたいなそんなイメージ。いや、ストーリーがあるのかどうかも定かではないので、あくまで私見です。おそらく、どう感じても、どう見てもいいのだと思います。

やがて、魂の戯れの時間にも終わりがやってきます。魂は再び彼女の中に帰り、彼女は再び動きを取り戻すのです。

「黄泉」は一般には死者の国、とされていますが、死と再生の国なのですね。黄泉から帰還すること、それが「よみがえる(蘇る)」ということなのです。

死者にたむける花と、死と生のサイクルの象徴のイメージが重なって、「黄泉の花」という舞踏が、毎週火曜日、45分という時間の中で、生まれては消えていくのです。

踊り手の由良部さんとは、1度ワークショップに参加させていただいた際に少しお話する機会をいただいたのですが、こう、私たち人間がまさしく自然の一部である、有機体であることを舞踏を通じて探求しておられるようなそんな印象を受けました。いかに美しく見せるか、いかにうまく踊れるか、みたいな、ダンスの表現としての型、みたいなものを探求しているのではなく、踊りを通して、身体そのもの、そこからくりだされる「動き」そのものを探求しておられるような・・・

自分ではうまく表現できないので、フライヤーから由良部さんの文章を一部引用させていただきます。

「舞踏は、カラダで何かを表現するのではなく、このカラダ自身が、途方もなく奇跡な花なのだと感じていくことなのです。観ているあなた自身のカラダとともに」

興味のある方は是非、京都の舞踏館へどうぞ♪




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# by sound-resonance | 2017-07-28 20:56 | 観る・読む・聴く | Comments(0)

ミステリーなセッティング

京都の近代美術館で開催されている「技を極める〜ヴァンクリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸」展を見に行ってきました。

平日の午後だったんですが、大半が女性、で、結構な人だかり。3つの展示室に分かれていたんですが、最初のお部屋は間近で見るには、待ち時間が発生するほどの混雑ぶり。私、ハイジュエリーブランドにはうといのでよく知らなかったんですが、有名どころのハイジュエリーメゾンのこういう類いの展覧会って人気があるんですね。

この展覧会のユニークな点としては、ヴァンクリーフ&アーペルのジュエリーだけではなく、七宝や陶芸、金細工など、長い伝統の中で培われた日本の工芸作品が同時に展示されていて、その「技」の対比や結びつきを紹介してあるところ。ヴァンクリーフ&アーペルも、蝶や鳥、花や葉っぱなどの植物など、自然のモチーフをジュエリーのデザインに多く取り入れた作品を多く作っているようなので、その辺りも日本の伝統工芸に通じるところがあるようにも感じました。

とはいえ、やっぱり主役は、ヴァンクリーフ&アーペルのジュエリー達。照明をちょっと落としたガラスケースの中で、もう、きらきらしちゃってます。ああいう時は、ダイヤモンドって、綺麗なんだな、と改めて思いますね。特に無色透明のダイヤモンド、メレダイヤっていうのは、人工的な照明の中での方が本領を発揮するような感じがします。やっぱり、夜会、イブニングドレスに似合う宝石なんだなあ、みたいな。あ、ホントに七色のファイアが出るんだな、みたいな。もちろんダイヤモンドの質もいいんでしょうが、きらきらと七色に光輝いていましたよ。

そして、ヴァンクリーフ&アーペルというと、「ミステリーセッティング」。

なんて偉そうに言ってますが、この技法のことも私、よく知りませんでしたが、石を留める爪が表から見えないセッティングの技術のことをこう呼ぶのだそうです。今回初めて見ましたが、確かに爪がない。整然と宝石のタイルが並んでいるように見えます。どうやって留めてあるんだろ?って不思議になるんですが、どうも、石の方に溝を彫って、金属のレールにスライドさせて留めてあるみたいです。今回、待ち時間中、ジュエリーを裏から見る時間がたっぷりあったので、じっくり裏を眺めていたんですが(笑)確かに金属のレールが見えていました。が、この金属のレールの方もとても繊細で、よくこんなので留まってるなあ、という驚異的な技術です。確かに石を留めてある爪って、ほんのちょっととはいえ、宝石を隠してしまいますもんね。完璧主義の職人さんが、パーフェクトに石を見せたい、という執念で編み出した技術なんだろうな、なんて想像してみたり・・。ただ、石の方を削る必要があるので、この方法に適した宝石というのはある程度の硬度が要求されるため限られていて、会場に展示してあったのは、エメラルド、サファイア(ブルー)、ルビーの三種類の宝石のみでした。

というわけで、フランスのハイジュエリーメゾンの技の限りを尽くした作品がたくさんあったんですが、個人的には、宝飾品よりも石そのものが好きなんだな、ということを再認識もしたんでした。

中には、タイガーアイとか、ムーンストーンとかエメラルドの原石とか、スターサファイアとか、変わり種もあったんですが、ダイヤモンド、サファイア(ブルー系)、エメラルド(グリーン)、ルビー(赤)が大基本で、整然とした世界が形成されている、ターコイズとかコーラルとか様々な素材も登場するけれど、整然と形を整えられた石達の集合体にいささかうんざりもしたのです・・・・まあ、団体戦より個人戦が好き、みたいなことかもしれませんが・・・

結局、これ欲しい!と思ったのは、大粒のスクエアカットされたイエローサファイアとブルーサファイアを並べただけのシンプルな指輪でした。取り巻きのダイヤモンド、一切なし。サファイア2石の直球勝負。あのサファイア、綺麗だったなああ。ま、好みの問題ですけどね。

サファイアということでいうと、収穫がもうひとつ。

カシミール産のサファイアを初めて見ました。

これはネックレスでしたが、ダイヤとサファイアをあしらったネックレスに使用されていたサファイアが、カシミール産のものだったんですね。カシミール産のサファイアは、100年以上前に採掘を終えていて、ほとんど市場に出回る事のない幻のサファイアと言われていて、シルキーな優しい光沢が特徴と言われています。「コーンフラワーブルー」というと、カシミール産のサファイアの色のことをさすのだとか。

そんな貴重なカシミール産のサファイアが5石。なんと合計85.86ct!!

全部しずく型で複雑なカッティングがされたものではなかったんですが、真ん中に配置されている一番大きな粒は中にもやがかかったようになっていて、これがシルクインクルージョンか!?と思わず魅入ってしまいました。
両端のちょっと小粒のものはもう少し透明感があって、ブルーの綺麗なこと・・・!ため息ものです。ブルーって、つかみどころがないというか、距離感がある色というか、それだけに、目が離せなくなる色ですね・・・

まあ、「カシミール産」と書いてなかったら、そこまで魅入られたか謎ですが(笑)、一度は見てみたいものだと思っていた宝石に思いがけず出会えて、しばらくぼーっと魅入ってしまいました。

というわけで、結局印象に残ったのは、技よりも石だったりして・・・とはいえ、あの美しい巨大な石達も、綺麗にカットされて、存在感を増しているんですね。

あとひとつ、興味深かったのは、模型師さんのお仕事。デザイン画から立体に起こす時に、最初から貴金属や宝石で作るのではなくて、錫やなんかを使って、一度模型を作るんだそうです。この行程はすべてのメゾンがやっているわけではないけれど、ヴァンクリーフ&アーペルでは大切にしている行程なんだとか。ここで、仕上がりの際の重量の調整もするんだそうで、なるほどなあ、と思いました。そういった緻密な作業が美しいジュエリーを支えているのですね。

終了間近ですが、興味がある方はぜひ京都へどうぞ。

「技を極める~ヴァンクリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸」京都国立近代美術館 8月6日(日)まで


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# by sound-resonance | 2017-07-26 20:26 | 観る・読む・聴く | Comments(0)

できた

ちょっとずつ作っていた花冠のブローチ、花の周りに葉っぱをつけて完成しました。

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葉っぱ(色)をつけたことで、花が花っぽくなったかな。

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# by sound-resonance | 2017-07-24 21:05 | 音・色あれこれ | Comments(0)