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直観について

 『直観とは、自然の諸現象を単に漠然と眺めることではなく、注意深く見つめることであり、注意深く見つめれば、自然はおのずから、その秘密を打ち明けてくれる。それは秘密などというものではなく、自分が何かに心をうばわれ、見落としている現象である。その時、心のおさの目が荒くて、重要なものを落としてしまっているが、ふと気がついて、熟視し、思いをこらす時、急速におさの目が密になる。肌理こまやかになるということは、自然の中に瀰漫している無数の粒子が、ある秩序のものとに統合されてゆくことであり、眠りの中に宿っている内なる光と、下界からの光とが相呼応して、視えてくることでもあるように思われる。
 (中略)
 光は屈折し、別離し、さまざまな色彩としてこの世に宿る。植物からの色が抽出され、触媒されるのも、人間がさまざまの事象に出会い、苦しみを受け、自身の色に染め揚げられてゆくのも、根源は一つであり、光の旅ではないだろうか。』
          「語りかける色」志村ふくみ 〜光の根〜より

 サウンドレゾナンスのセッションをしていると、「どうしてボイスプリントを見て、そんなことがわかるんですか?」と聞かれることがあります。もちろん、モジュール1〜3・インテグ1〜3の課程の中で色の言語を勉強して、リーディングのトレーニングをしているから、ある程度わかる部分があるのですが、その場で直感的に「わかる」部分も多かったりして、その辺りを説明するのって、とても難しいな、と思っていました。
 そんな時に出会ったのが、この文章。「直観」について見事に説明されていると思います。とにかく観る、つぶさに観る、そうすると、ふと全体がつながってメッセージがやってくる瞬間があって、それをこぼさないようにキャッチする。サウンドレゾナンスのリーディングも、そんなものなのだと思います。
 サウンドレゾナンスは、PCソフトを使って、それぞれの方の声をプリズムに光を通して分光するような感じで、12の色に分けていきますが、元々は、太陽の光のように透明な一つの光(=音)であり、その意味では、誰もが分けへだてなく完璧で透明な光(=音)の存在です。私たちがこの地球上で、その中のどの色で「旅」をするのか、しているのかによって、その人それぞれの才能や特徴が生まれます。どの才能や、特徴にも優劣はありません。私達の日々の生活が「光の旅」だと考えると、とても素敵ですね。自分の「光の旅」がどの色の旅なのか、知りたい方は、ぜひサウンドレゾナンスのセッションを受けてみてくださいね。あなたの色を知った上で意識的に旅することで、見えてくるものが変わってくるかもしれませんよ。

by sound-resonance | 2010-04-07 22:53 | サウンドレゾナンス