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佐久奈度神社

先週の春分の日を含む三連休はとてもいい天気でしたが、春分の日の次の日は大阪は雨が降りました。一日中、雨。春分の日って牡羊座のスタートの日で、一年の始まり、みたいな日でもあったんですが、その次の日が雨というのは、なんだか象徴的な感じもします。浄化が必要だったのかなあ。

浄化、といえば、春分の日、急に思いついて、滋賀県にある佐久奈度神社に行ってきました。
佐久奈度神社は、瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)、速秋津姫命(はやあきつひめのみこと)、気吹戸主命(いぶきどぬしのみこと)、速佐須良姫命(はやさすらひめのみこと)の4神をお祀りしている神社。4神を総称して祓戸大神と称するそうで、個人や社会のすべての穢れを祓う神様とされています。平安時代には、京を守護する七瀬の祓いどころのひとつだったのだとか。

私の住んでいる大阪からは1時間半もあれば行ける場所なんですが、ちゃんと時刻表で行き方を調べておいたのに、予定よりも早い行動が仇となり、なんだか朝からぼーっとしていてたどり着くのが一苦労でした・・・。

石山駅を降りて、ちょうど出発間際だった京阪バスに飛び乗っちゃったのが運のつき。なんだか違うかも・・・という予感を無視したのが悪かった。行き先が間違えていました・・・
バスが動き出してからすぐに間違いに気づいて途中で降りたものの、次のバスがなかなか来ない・・・やっと来たと思ったバスも途中までしか行きませんと言われ、土地勘のない場所で行き先までのバスが来るバス停まで歩くことに・・・。
幸いなことに、道は単純でバス停はしばらく歩いていると比較的簡単に見つかったんですが、そこからいっそのこと最後まで歩けるかも、と思ったのが悪かった・・・遊歩道のない車のびゅんびゅん走る道路をしばらく歩いてたんですが、どう考えても人が歩くための道路じゃないな、とあきらめて、元のバス停に戻ったら、目的地行きのバスが出発したところ・・・。なんてついてないんだろ、とがっかりしつつバスを待つこと15分あまり。

神社の中には「タイミングが来ないとたどりつけない」「呼ばれないと行けない」みたいなことを言われたりする神社もあって、私も佐久奈度神社にはまだ呼ばれてないのか!?ここまで来てたどりつけないのか!?と、車道を戻ってくる時につっこんだ茂みで攻撃にあって足にささってちくちくするくっつき虫(正確な名前を忘れましたが、動物や人にくっついて種を運んでもらう草ね)を取りながら、ちょっと弱気になっちゃいましたが、無事にバスがやってきて、終点の大石小学校前で下車。

ここからは徒歩2分と書いてあったので、看板なぞ出てるだろうと思ってたんですが、看板も地図もなく、目指すべき方向がわからない・・・途方にくれつつ、ガソリンスタンドの店員さんに尋ね、道を教えてもらいつつ、ようやく神社に到着。いやはや、遠い道のりだった・・・

ちなみに、京阪・JR石山駅から、「大石小学校行き」のバスにちゃんと乗れば、そんなに大変な場所ではないです。石山駅からはバスで30分くらいで到着できます。くれぐれも行き先を間違わないようにね・・・(笑)

さて、やっとのことで、到着した佐久奈度神社。

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すべての罪や穢れを祓い去るということからちょっとおどろおどろしいイメージもなくはなかったんですが、うっそうとした森の中にあるという感じではない開放的な感じです。全体に明るくて、姫命っぽいかわいらしい雰囲気です。

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どちらかというと、横に流れる瀬田川自体がご神体という感じです。水に流す、水で清め、祓う。石が白いのが印象的でした。水の色はエメラルドグリーンで綺麗です。

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下流にできた天ケ瀬ダムのせいで、明治39年に、元々あった場所から、今の場所に遷宮されたようです。神社が水没・・・なんか、すごいですね・・・。平成31年には、ご鎮座1350年祭が予定されているのだとか。

帰りは、近所にある立木観音にもお参りして帰ってきました。行きは800段あるという急な階段を上りましたが、帰りは旧参道の山道をゆっくり下っていくと、私が行きに怖くて引き返した車道を通らなくても「南郷」という川沿いの街中に出て来れます。車の方は元来た道を引き返す必要がありますが、バス利用の方は、旧参道を下ってくるのもおすすめかも。


by sound-resonance | 2017-03-22 22:22 | 観る・読む・聴く