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身体の声をきく

先日出先でどうしても時間をつぶさなければならなくなり、あまり動き回ることもできず外も寒かったので、仕方がなくコンビニで雑誌を立ち読みをしておりました。といっても、興味を引かれる雑誌もなく、これまた仕方なく「マヨネーズ料理」の本を読んでたんですが、そこにお医者様が「油は好きなだけ取っていいんだ〜!」ということを書いておられるのが、興味深かったです。

詳しい内容は忘れてしまったんですが、カロリー制限のために油分をカットするのはナンセンス、アメリカの統計データでもそれが立証されました、油分は好きなだけ取ってよし、唐揚げOK、とんかつOK、危険なのは、むしろ糖質、ご飯の食べ過ぎには気をつけよう、みたいな内容。

例えば、同じ「ご飯」でも、白ご飯と、チャーハン、どっちがいいか、というと、正解はチャーハンなんだそうです。

で、チャーハンにマヨネーズを使うと、パラパラのいい感じのチャーハンが簡単に作れますよ〜、みたいな展開になっていくわけですが、「健康にいい食事」ってなんなんだろうな、ってちょっと考えてしまいました。

たぶん、これまではカロリー制限というと油分をまずカット、余分な油が落とせるグリルだとか、キッチンペーパーだとかで必死になって油分をカット、健康でヘルシーな食事を心がけましょう、ということだったんだと思いますが、もはや今は糖質制限がブーム、油はいいけど、ご飯の食べ過ぎに注意!なわけですね。

ちなみに私も期間限定でダイエットをしたり、断食したりという経験はあるんですが、普段の生活の中でこれまで油分の制限を意識したことはありません。元々胃腸がそんなに強くないので、油を食べ過ぎるとお腹を壊してしまい、強制制限状態になるので、気にしないというのもあるんですが、適度に油分も摂取しないと、パサパサな感じになってしまうような感じがするから。パンにエキストラバージンのオリーブオイルをたっぷりしみ込ませて食べる時もあるし、炒め物はたっぷりの油でやります。気をつけていることといえば、酸化した古い油を摂取しないようにするということくらい。

食べ物って、普段は全然食べたくないのに、急に無性に食べたくなるもの、とか、「ばっかり食い」していて、急に食べたくなくなるもの、とかその都度その都度でいろいろあるような気がします。以前、体調を崩して激やせしてしまった時に、「肉」が無性に食べたくなったことがありました。しかも、鶏肉でも豚肉でもなく、牛肉。牛肉オンリー。仕方がないので、毎日のように牛肉ばっかり食べていました。エンゲル係数が爆発的にふくらみ、このまま、「牛肉しか食べない人」になっちゃったら破産する〜!と思っていた矢先に、牛肉を食べたくなくなりました・・・・

助かった〜

その間一ヶ月くらい。今は、鶏肉も、豚肉も、牛肉も美味しくいただいております(笑)

なぜ「牛」だったのかはわかりません。でも、なんだかもう身体中が「牛を食え」と叫んでいたわけですね。

身体って案外優秀です。その都度その都度必要なものを「食べろ」とメッセージを送ってくれるような気がします。要はそのメッセージに耳をかたむけることができるかどうか、ということだと思います。

スピリチャルな世界では「肉を食べる」ことがタブーというか、あまりよくないという方もいらっしゃいます。精神性が高くなればなるほどお肉は食べたくなくなるものだ、みたいな。そういう発想からいくと、私の「牛が食べたい」という身体の叫びは、畜生道に落ちたかのような野蛮なステージの低い欲求ということになります。が、私は食べました。人間は精神だけでできているわけではありませんからね。基本的には雑食でいいんじゃないかな、と思っています。

ちょっと話がずれてしまいましたが、要は食べたいものを食べるということ。ブームや、理論に振り回されすぎないこと。何より身体に正直であること。身体は案外いろいろなメッセージを送ってくれていますよ。

by sound-resonance | 2018-01-21 20:41 | 音・色あれこれ