翡翠の色

みなさま、あっという間に遠い昔になってしまった、先日の体育の日を含む三連休、いかがお過ごしでしたか?私は、京都のみやこめっせで開催されていた「石ふしぎ大発見展」をのぞきに行っておりました。ここのところ、なんだかんだと他のことに気を取られていて、私が石好きだということをちょっと忘れていたんですが、見てしまうとそれはそれで自分が石好きであることを再認識するわけで、いそいそとアクセサリーなんぞ購入して、それなりにほくほくした気持ちになったりして、やっぱり綺麗な石はいいなあ、と思ってみたりなんかしたわけですが、そこで、ちょっと(私にとっては)面白い石の色にまつわるお話を聞いたので、ちょっと書いてみたいと思います。

2016年9月に「国石」に選定された「翡翠」。翡翠というと、一般的には緑色を思い浮かべる人が多いかと思いますが、純粋な「翡翠輝石」は白い色をしていて、そこに不純物が混じることで、色がついているように見えます。例えば、緑色の翡翠であれば、その色は白色の翡翠に「鉄」分が混じることに起因します(オンファス輝石)。ということで、いろいろな「不純物」が混じった色々な色をした翡翠が存在します。

緑色の他に、ラベンダー色(薄い紫)の翡翠もあって、この色はチタンに起因するそうです(日本のラベンダー翡翠)。
で、緑色やラベンダー色よりも希少な青い翡翠というのもあるんですが、この色は、鉄とチタンの両方を含むことから、生まれてくるのだそう。

鉄→緑 チタン→ラベンダー 鉄+チタン→青

ん?

一瞬こんがらがりました。ラベンダー(紫)色というと、割合こそあれ、赤+青でできるはず。そこに、緑が混じって、どうして、青だけが残っちゃうんだろう・・・・!??
普段、印刷物を見て「色」を感じることが多いので、ついつい「色」の三原色を「赤・青・黄色」と思いがちなんですが、これって、光の三原色(赤・青・緑)で考えるとつじつまがあうのかも。

それぞれの色の割合、分量にもよるのかもしれないけれど、鉄の緑と、チタンのラベンダーが両方あると、ざっくりはっしょって言ってしまうと、赤と緑が相殺されて青だけが残る、青い色に見えていても、ホントは、緑も赤も持っているんですね・・・・

それにしても、奈良時代までは、装飾として使われていた翡翠が、それ以降日本の歴史に登場しなくなってしまったのにはどんな背景があったのでしょうね。その辺り、想像力をたくましくして、仮説を立ててみるのも面白いかもしれません。


by sound-resonance | 2018-10-16 11:11 | 観る・読む・聴く | Comments(0)